脱獄ごっこ

『脱獄ごっこ』と『脱獄ごっこPRO』：人狼ゲームと脱出ゲームが融合した人気アプリ

『脱獄ごっこ』は、UUUMが2019年6月25日から2023年11月9日まで配信していたスマートフォン向けゲームアプリです。人狼ゲームと脱出ゲームの要素を融合させた、非対称対戦型のオンラインマルチプレイゲームとして人気を博しました。基本プレイ無料のアイテム課金制を採用し、UUUMと人気YouTuberグループ・まいぜんシスターズの共同企画によって開発されました。

『脱獄ごっこ』：多様なゲームモードとソーシャル機能

『脱獄ごっこ』は、「脱獄ごっこ」、「ケイドロ」、「5vs5」、「チャンピオンリーグ」、「プレイグラウンド」、「1人で練習」という6つのゲームモードを提供していました。

脱獄ごっこ: 市民3人対人狼1人の対戦。市民はスイッチを操作して脱獄するか、人狼を倒して勝利を目指します。制限時間は8分。
ケイドロ: 市民6人対人狼2人の対戦。市民は捕まると牢屋に入れられ、脱獄を試みます。制限時間は8分。
チャンピオンリーグ: 市民3人対人狼1人の対戦。より高度な戦略性とスキルが求められます。制限時間は8分。
5vs5: 赤チームと白チームに分かれて戦う、チーム戦モード。制限時間は10分。
プレイグラウンド: 制限時間やスイッチの数などを自由に設定できる、カスタムモード。
1人で練習: 武器やマップを自由に選んで練習できるモード。

さらに、フレンド機能やパーティー機能も搭載されており、ユーザー同士の交流を促進するソーシャル要素も充実していました。2019年9月の正式リリース以降、2023年11月9日のサービス終了までに、1000万ダウンロードを突破するなど大きな人気を誇りました。

『脱獄ごっこ』の開発背景と経緯

UUUMは、以前からゲームアプリ配信事業に携わっていましたが、『青鬼オンライン』といった既存の人気作品をベースにした派生作品がヒットする中で、自社オリジナルの大型タイトル開発の必要性を感じていました。そこで、ゲーム開発を志すクリエイターと、ユーザーのニーズを深く理解しているまいぜんシスターズとのコラボレーションが実現しました。

まいぜんシスターズは、YouTube動画投稿を通じて得たユーザー理解と、高い開発意欲を武器に、ゲームの基本企画を提案。UUUMのゲームプログラマーである戸塚友氏は、その企画をベースに、非対称対戦型アクションゲームとして『脱獄ごっこ』を開発しました。開発は戸塚氏が中心となって行われ、まいぜんシスターズは企画・監修面で協力しました。

『脱獄ごっこ PRO』：進化したゲーム体験

『脱獄ごっこ』の後継アプリとして2022年11月17日にリリースされたのが『脱獄ごっこ PRO』です。UUUMとAiming、LiTMUSの共同開発によって、グラフィックの向上やバグ修正、新モード追加など、多くの改良が加えられました。

『脱獄ごっこ PRO』では、『脱獄ごっこ』から受け継がれた既存のゲームモードに加え、「バトロワ」「ヨコロワ」「監獄かくれんぼ」といった独自の新しいゲームモードが実装されました。

バトロワ: 10チームによるバトルロイヤルモード。ソロ、デュオ、トリオの3つのプレイ方法が用意されています。
ヨコロワ: 横画面で展開されるバトロワモード。5チームによる対戦となります。
* 監獄かくれんぼ: カラフルピーチ考案のモード。1人の看守が3人の囚人を追いかける、非対称型対戦です。

コミカライズ

『脱獄ごっこ』は、2022年1月号から2024年6月号まで『月刊コロコロコミック』にてコミカライズされました。高出なおたか氏による漫画は、オリジナルストーリーで展開され、多くの読者を楽しませました。

まとめ

『脱獄ごっこ』と『脱獄ごっこPRO』は、人狼ゲームと脱出ゲームという人気のゲーム要素を組み合わせ、独自のゲーム性と魅力的な世界観で多くのユーザーを魅了した作品です。それぞれのゲームモードや、開発背景、そしてコミカライズ作品まで、多くの側面から見ていくことで、その人気と影響力の大きさを改めて理解することができるでしょう。

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