芝田浩二

芝田浩二：ANAホールディングスを率いる国際派社長

芝田浩二（しばた こうじ）氏は、1957年8月16日生まれ。ANAホールディングスの代表取締役社長として、航空業界の第一線で活躍する実業家です。

生い立ちとANAへの志

鹿児島県大島郡瀬戸内町、加計呂麻島という自然豊かな島で育ちました。鹿児島県立甲南高等学校を経て東京外国語大学に進学。大学在学中には、北京の日本大使館で勤務した経験を持ちます。この時期に北京空港でANAの客室乗務員を目にしたことが、その後の人生を大きく左右します。故郷の鹿児島空港を思い起こさせる光景に感銘を受け、国際定期便進出を目指すANAへの入社を決意しました。

国際派としてのキャリア

1982年に東京外国語大学を卒業後、ANAに入社。入社2年目には国際部に配属され、その才能を開花させます。その後、アライアンス室室長、欧州室長兼ロンドン支店長などを歴任。ANAホールディングスでは執行役員、上席執行役員、取締役常務執行役員と着実にキャリアを重ね、国際化戦略を牽引しました。中国語と英語に堪能な語学力と、グローバルな視点、欧州やアジア戦略の担当として培った経験は、ANAの国際化に大きく貢献しました。ANAグループ全体の経営戦略立案にも携わり、その手腕を発揮しています。

ANAホールディングス社長として

2022年4月1日、芝田浩二氏はANAホールディングスの代表取締役社長に就任。コロナ禍からの航空需要回復、新たな成長戦略の策定など、数々の課題に立ち向かっています。国際経験豊富なリーダーシップと、緻密な戦略立案能力で、ANAグループを更なる成長へと導くことが期待されています。

カンブリア宮殿への出演

2023年12月14日には、テレビ東京の経済番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」に出演。「1円でも稼ぐ！地獄を見たANAの新戦略」と題し、コロナ禍での苦境を乗り越え、新たな戦略を打ち出すANAの姿が紹介されました。芝田社長自らが、その戦略や熱意を語り、多くの視聴者に感銘を与えました。

今後の展望

芝田浩二氏率いるANAホールディングスは、航空事業にとどまらず、新たな事業領域への進出も視野に入れています。デジタル技術の活用、顧客体験の向上、サステナビリティへの取り組みなど、様々な分野で革新的な戦略を展開し、持続的な成長を目指しています。芝田社長のリーダーシップのもと、ANAグループが今後どのような進化を遂げるのか、注目が集まっています。

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