茶木則雄

茶木則雄（ちゃき のりお）は、1957年に広島県庄原市に生まれ、2024年9月に67歳で逝去した日本のライター、書評家、書店員です。日本推理作家協会の会員でもありました。

大学在学中は推理小説研究会に所属し、阿佐ヶ谷の書店「書楽」でのアルバイトを通じて、白夜書房の藤脇邦夫氏と出会い、PR誌『白夜通信』に寄稿を始めました。1986年には神楽坂に開店したミステリー専門書店「ブックスサカイ深夜プラス1」の店長に就任。書店経営の傍ら、『本の雑誌』での連載を通じて、書評家、エッセイストとしての地位を確立し、後にフリーライターへと転身しました。

2002年には書店の現場に復帰し、ときわ書房本店・聖蹟桜ヶ丘店・いわき店の兼任店長を務めました。茶木氏は、『このミステリーがすごい!』とその大賞を企画し、本屋大賞の創設にも深く関わるなど、日本のミステリー界に多大な貢献をしました。

著書には、書店員時代の日常を綴ったエッセイ『帰りたくない! 茶木則雄 著 本の雑誌社 1997』があります。後に『帰りたくない!：神楽坂下書店員フーテン日記』（光文社知恵の森文庫）として再刊され、多くの読者に親しまれました。

茶木氏は、ミステリーへの深い愛情と幅広い知識、そして独特の視点から多くの作品を評価し、日本のミステリー文化の発展に大きく貢献した人物として、その名が刻まれています。彼の功績は、今後も長く語り継がれることでしょう。

主な活動
ミステリー専門書店「ブックスサカイ深夜プラス1」店長
『本の雑誌』連載
『[[このミステリーがすごい!』大賞]]選考委員（第15回まで）
本屋大賞創設に関わる
* ときわ書房本店・聖蹟桜ヶ丘店・いわき店兼任店長

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