菊池利三

菊池利三について

菊池利三（きくち としみ）は、1973年6月17日生まれで、岩手県遠野市にルーツを持つ元サッカー選手であり、現在はサッカー指導者としてのキャリアを積んでいる。彼は学生時代からサッカーに情熱を注ぎ、ディフェンダーやミッドフィールダーなど複数のポジションでプレーしていた。

サッカー選手としてのキャリア

菊池は遠野中学校を経て、岩手県立遠野高校に進学し、そこでもサッカーに励んだ。特に高校2年生の時には第69回全国高等学校サッカー選手権大会に出場し、その実力を示した。高校卒業後、1992年にヴェルディ川崎（現在の東京ヴェルディ1969）に入団し、1995年にはJリーグのリーグ戦に初出場を果たす。1996年にはU-23日本代表にも選出され、アトランタ五輪アジア地区最終予選に出場するなど、国内外での活躍が期待された。
その後、菊池は複数のクラブに期限付き移籍を重ね、自身のサッカーキャリアを広げていった。1999年にはサンフレッチェ広島やガンバ大阪に期限付き移籍し、2000年に大宮アルディージャに加入した。この後もヴェルディに戻り、2002年に戦力外通告を受けた後、引退に至った。

指導者としての活動

サッカー選手としての現役引退後、菊池は故郷の岩手県で「ヴェルディサッカースクール岩手」の代表を務め、次世代のサッカー選手たちの育成に力を入れることとなる。2012年にはJFA公認のS級コーチライセンスを取得し、指導者としての実績を築いていく。

2017年にはいわてグルージャ盛岡の監督に就任し、チームを指揮することになった。2022年まで監督として活動し、その後ゼネラルマネージャーとしても貢献。その後、2023年からはレイラック滋賀のヘッドコーチとしてチームの指揮を執る。この年の9月4日には、寺峰輝監督の後を継いで監督に就任したが、チームはJFL第29節終了時点で2位であったものの、最終節の試合で引き分けとなり、入れ替え戦進出を逃してしまった。

現在の活動

2024年シーズンも引き続き監督としてチームを指揮していたが、成績が振るわず、7月15日に解任された。その後、同年8月にはFC大阪のヘッドコーチに就任するという新たなステップを踏み出した。菊池のこれまでの経歴や実績は、地域サッカーの育成やチーム運営において非常に重要な役割を果たすものと期待されており、今後の活躍にも目が離せない。

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