菊池雄星

菊池 雄星（きくち ゆうせい）

菊池雄星は、1991年6月17日生まれで岩手県盛岡市出身のプロ野球選手です。現在はメジャーリーグベースボール（MLB）のヒューストン・アストロズで活躍中の左投左打の投手です。彼は国内外で数々の記録を樹立し、特に日本のプロ野球界からMLBへ挑戦した選手の一人として知られています。

経歴

プロ入り前

菊池選手は小学校3年生で見前タイガースに入り、一塁手として野球をスタートしました。盛岡市立見前中学校では盛岡東シニアでプレーし、投手へ本格的に転向しました。高校では花巻東高等学校に進学し、第81回選抜高等学校野球大会に出場。150km/hを超える速球を披露し、多くのチームから注目を集めました。高校3年の夏には甲子園に出場し、特にその投球は多くのスカウトの目を引きました。

高校卒業後、2009年のドラフトで埼玉西武ライオンズから1位指名を受けて入団。契約金は推定1億5000万円で、背番号は17に決まりました。

西武時代

入団後は注目選手として成長し、2011年に初の一軍登板を果たします。しかし、肩の痛みやフォームの改造に悩まされながらも、徐々に地位を確立。2017年には最多勝利と最優秀防御率のタイトルを獲得し、リーグ内でも屈指の左腕として名を馳せました。さらに、2018年にはついに300奪三振を達成し、国内外での評価をさらに高めました。

2018年を終えた後、菊池選手はポスティング制度を利用してMLB挑戦を決意し、シアトル・マリナーズと契約を結びました。

マリナーズ時代

2019年、MLBに初登板。日本人投手としては史上初の東京ドームでのメジャーデビューを果たし、その後、特に2021年にはオールスターゲームに初選出されるなど大きな成長を見せました。オフシーズン、フォーム改造を行い、チェンジアップを加えることでさらなる進化を目指しました。

2022年にはトロント・ブルージェイズに移籍。シーズン途中で中継ぎへと配置変更されるも、再び先発ローテに戻り、安定した成績を残しました。2023年春には開幕投手として再び信頼を得るなど、MLBで日本人投手の代表格として活躍しています。

アストロズ時代

2024年、ヒューストン・アストロズに移籍。自身初のアストロズ選手として、新たな挑戦が始まることでしょう。菊池選手の豊富な経験と才能は、MLBでさらなる成功を収める鍵になると期待されています。

選手の特徴とプレースタイル

菊池選手はスリークォーターから親しみやすいストレートを放ち、球速は最高で159km/hを記録しています。また、スライダーやカーブも交えた多彩な投球スタイルが特徴です。そのフォームは独自の工夫が施されており、特にクイックモーションの速さや球持ちの良さがあり、打者との勝負で独自の存在感を示しています。

人物像

菊池選手は私生活にも多彩な趣味を持ち、読書やラーメン食べ歩きが喜びです。自身の経験をもとに後輩たちにメッセージすべく、室内練習場の建設を手掛け成功した確固たる信念を持つ選手です。彼の今後の活躍と成長に目が離せません。

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