萩山口信用金庫

萩山口信用金庫について

萩山口信用金庫（はぎやまぐちしんようきんこ）は、山口県山口市に本店を置く信用金庫です。この金融機関は、2010年1月12日に山口信用金庫と萩信用金庫の二つが合併して設立されました。

合併の経緯

合併に至る経緯は2008年9月3日に遡ります。山口信用金庫と萩信用金庫は、2010年1月12日を期日として対等に合併することを発表しました。この際、合併後の名称として『萩山口信用金庫』が選ばれています。合併後、信金は当時存在していた6つの信用金庫の中で、預金額と貸付額の両方において第2位の規模を誇ることになります。新たに設立された信用金庫の本店は、山口信用金庫が置かれ、萩信用金庫は萩地区本部として運営されることになりました。最終的に、2009年12月16日に中国財務局から合併の認可が下り、正式に新たな金融機関の運営が開始されました。

沿革

萩山口信用金庫の歴史は1919年に遡ります。最初は有限責任山口信用組合として設立され、その後1951年に山口信用金庫へと改組されました。そして、2010年1月12日には山口と萩の信用金庫が合併したことで、現在の萩山口信用金庫が誕生しました。さらに、2018年には営業地域を山口県全域及び島根県益田市に拡大しました。この年は、創立100周年を迎えた特別な年でもありました。

シンボルマーク

信用金庫のシンボルマークは、合併時の2009年12月16日に披露されました。このマークは、金融機関の名前の頭文字「S」をモチーフにしており、強い元気な人を表現しています。デザインには緑と夏みかんの2色が使われており、地域に根差した温かみのある印象を与えています。

不祥事

しかし、信用金庫にはトラブルもありました。2017年4月、ある女性職員が支店の金庫に保管されていた現金500万円を着服する事件が発生しました。この職員は業務の応援で入った他の支店での犯行でしたが、最終的には懲戒解雇され、着服した金額は全額返済されました。また、2018年12月には男性職員が定期積金の掛金を入金処理せず着服する事件もありました。このケースでの被害総額は714,000円で、元職員の家族によって全額が弁済されることになりました。

まとめ

萩山口信用金庫は地域経済に貢献する重要な金融機関であり、合併によって一層強化されました。しかし、過去の不祥事もあり、信頼回復に向けた取り組みが求められています。これからも地域と共に成長していくことを期待しています。

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