葛飾柴又寅さん記念館

葛飾柴又寅さん記念館について

葛飾柴又寅さん記念館は、東京都葛飾区の柴又に位置している施設で、『男はつらいよ』シリーズのファンにとって欠かせない場所です。記念館では、作品に関連する様々な資料や展示物があり、映画の世界観が忠実に再現されています。また、同館には、シリーズを監督した山田洋次を讃える「山田洋次ミュージアム」も併設されています。

施設の概要

この記念館の正式名称は、葛飾区観光文化センター内葛飾柴又寅さん記念館です。住所は東京都葛飾区柴又6丁目22番19号で、2014年から共立メンテナンスが指定管理者として運営しており、1997年11月16日に開館しました。開館時間は9:00から17:00で、閉館の30分前までに入場が可能です。休館日としては、毎月第3火曜日と12月の特定日が設定されています。

入場料金は、一般500円、児童・学生300円、シルバー400円で、団体での入場時は一般400円の料金設定です。また、障害者の方は無料で入場できる特典があります。更に、京成電鉄の主要駅では前売券を販売しており、一般450円、児童・学生270円という価格となっています。

記念館の特徴

記念館は、江戸川の整備事業の一環として設立された「柴又公園」の一部に位置しています。公園の整備により、より多くの訪問者が集まる場所となりました。記念館内は、映画『男はつらいよ』のさまざまなシーンをテーマにしたコーナーが設けられており、松竹大船撮影所から移設された「くるまや」や「朝日印刷所」のセットも展示されています。これらのセットは映画の名場面を思い出させてくれます。

また、記念館内には実物の革カバンなども展示されており、訪れる人々は映画の一部を体感することができます。加えて、2022年4月9日にリニューアルオープンした際には、「はじまりの部屋」や山田洋次ミュージアムに特別な展示物やジオラマが新たに追加されました。このリニューアルの際には、かつての主演俳優や監督たちが出席した式典も盛況のうちに開かれました。

展示物の紹介

記念館内では以下のような展示物が用意されています。

• - 「くるまや」セット: 映画を想起させる店舗の再現。
• - 「くるまや」ミニチュア模型: 小さく縮小された可愛らしい模型。
• - 「朝日印刷所」セット: 劇中に登場した印刷所の風景。
• - 思い出に残るなつかしの駅舎: 昔懐かしい風景を再現。
• - 生まれも育ちも葛飾柴又コーナー: 地元紹介の展示。
• - 帝釈人車鉄道への旅: 鉄道に関する情報コーナー。
• - 作品資料展示コーナー: 映画制作に関する貴重な資料が並ぶスペース。

このように、葛飾柴又寅さん記念館は映画『男はつらいよ』の世界を深く知ることができる貴重なスポットであり、訪れる際には様々な楽しみ方が待っています。

もう一度検索