蝉谷めぐ実

蝉谷 めぐ実 (せみたに めぐみ)のプロフィール

蝉谷めぐ実は1992年生まれで、大阪府出身の日本の小説家です。彼女は早稲田大学の文学部にて演劇映像コースを専攻し、卒業論文では文化文政時代の歌舞伎について取り上げました。卒業後は広告代理店での勤務を経て、大学職員として働きつつ執筆活動を続けています。彼女の文章は独自の視点と鋭い観察眼が特徴で、多くの読者の心を掴んでいます。

作家デビューと受賞歴

彼女は2020年3月に、蝉谷魚トの名義で執筆した『化け者心中』により第11回小説野性時代新人賞を受賞し、作家デビューを果たしました。デビューに際して、現在の筆名「蝉谷めぐ実」に改めました。以降、彼女の作品は次々と受賞歴を重ねています。

* 受賞歴の一部
- 2020年: 『化け者心中』第11回小説野性時代新人賞受賞
- 2021年: 同作で第10回日本歴史時代作家協会賞新人賞受賞、また第11回本屋が選ぶ時代小説大賞候補
- 2021年: 第27回中山義秀文学賞受賞
- 2022年: 『おんなの女房』で第10回野村胡堂文学賞受賞、同作は第13回山田風太郎賞候補にも
- 2023年: 『おんなの女房』で第44回吉川英治文学新人賞受賞

代表作と作品リスト

蝉谷めぐ実の作品には、歴史や人間関係を深く掘り下げたものが多いです。代表作としては、『化け者心中』や『おんなの女房』などがあります。彼女の作品は多くの文芸賞で評価されており、特に歴史小説の分野での活躍が目立ちます。

• - 『化け物』シリーズ

- 『化け者心中』 (KADOKAWA, 2020年10月30日 / 角川文庫, 2023年8月24日)
- 『化け者手本』 (KADOKAWA, 2023年7月28日)

• - その他の作品

- 『おんなの女房』 (KADOKAWA, 2022年1月28日)
- 『万両役者の扇』 (新潮社, 2024年5月)

短編およびアンソロジー

また、彼女はアンソロジーにも多数作品を寄稿しています。例えば、「役者女房の紅」や「耳穴の虫」などの短編小説は、評価が高く、様々な文集に収められています。

舞台活動

蝉谷は小説家だけでなく舞台にも参加しています。2024年11月には「なにげに文士劇」の旗揚げ公演『放課後』に出演予定で、演技にも挑戦するなど、多才な才能を発揮しています。

まとめ

蝉谷めぐ実は、彼女の作品を通じて日本の歴史や文化に新たな視点を提供しています。彼女の文体や物語展開に魅了される読者は多く、今後の活躍から目が離せません。公式のSNSや特設サイトでも新情報が発信されているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

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