西南女学院大学短期大学部

西南女学院大学短期大学部について

西南女学院大学短期大学部（せいなんじょがくいんだいがくたんきだいがくぶ）は、福岡県北九州市小倉北区に位置する私立の短期大学です。1922年に設立され、1950年に短期大学としての運営が認可されました。Universityの正式名称は、Seinan Jo Gakuin University Junior Collegeで、略称は「西女」と呼ばれています。

概要

この短期大学は、キリスト教の教育理念のもとで、学生に対する感恩奉仕の精神を育むことを目的としています。創設当初より、英語科や家政科など多様な学科が設置されていましたが、現在では保育科のみが設置されています。教育実習は、短大の附属シオン幼稚園で行われ、実践的な学びの場が提供されています。

教育と学風

短期大学部では宗教的行事が特徴的で、秋のミッションデーやクリスマス礼拝など、キリスト教に基づく活動が行われています。これにより、学生は信仰心や倫理観を深めながら学びを進めることができます。

沿革

• - 1922年: 西南女学院が設立
• - 1949年: 短期大学設置の申請が行われ、1950年に短期大学として認可
• - 1958年: 保育科が開設される
• - 2002年: 家政科が生活創造学科に改組
• - 2004年: 西南女学院大学短期大学部に改称
• - 2018年: 生活創造学科廃止
• - 2024年: 新たに保育科の3年制コースを開設予定

現在の学科・資格

現在の西南女学院大学短期大学部では、保育科のみが設置されており、ここで保育士資格と幼稚園教諭二種免許状を取得可能です。学生は、附属シオン幼稚園での実習を通じて教職の技術を磨きます。過去には英語科や家政科、食物栄養科などがあり、各種の専門資格が提供されていましたが、現在は保育科に特化しています。

学生生活と部活動

部活動を含む学生生活は充実しており、体育系から文化系まで多岐にわたります。体育系の活動には、弓道やテニス、バレーボールがあり、文化系では演劇、茶道、音楽など、多様なサークルが運営されています。また、毎年10月には「しおん祭」と呼ばれる学園祭が開催され、大学全体が一体となって盛り上がります。

交通アクセスと施設

短期大学は北九州市のアクセスも良好で、最寄りのバス停「西南女学院下」や、JR駅からの便が便利です。施設は、マロリーホールや図書館、総合体育館など多彩であり、学生が快適に学べる環境が整っています。さらに、学生寮も用意されており、入寮生はキャンパスライフを活用しやすい状況です。

姉妹校と進路

短期大学部は、海外の姉妹校との交流も行っています。特に、韓国の培花女子大学との提携が20年以上続いています。卒業生は、系列の西南女学院大学や他大学への編入学が可能で、多くの学生がさらに高い教育の場に進んでいます。過去の学科においては、各種大学への進学実績があり、学生の進路選択の幅が広がっています。

西南女学院大学短期大学部は、キリスト教の教えに基づいた丁寧な教育と学生の個性を育む環境が整っているため、次世代のリーダーや専門家を派遣し続けています。

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