西飾磨駅

西飾磨駅

西飾磨駅は、兵庫県姫路市飾磨区今在家にある山陽電気鉄道網干線の駅です。駅番号はSY51。姫路市の中心部からやや離れた場所に位置し、周辺は住宅街と商店が混在する地域となっています。

歴史

西飾磨駅は、1940年（昭和15年）10月15日、網干線の電鉄飾磨駅（現在の飾磨駅）から夢前川駅間が開業した際に設置されました。その後、1987年（昭和62年）10月31日には高架化工事が完了し、現在の駅舎となりました。近年では、2016年（平成28年）7月に、駅階段踊り場の点字ブロック上に設置されていた工事柵が視覚障害者の白杖に引っかかり、重傷事故が発生したことが大きな問題となりました。この事故を教訓に、駅のバリアフリー化に向けた改善が進められていると考えられます。

駅構造

西飾磨駅は、相対式ホーム2面2線の高架駅です。改札口は飾磨寄りに1ヶ所のみ設置されており、地上にあります。無人駅として運営されていますが、自動改札機が設置され、定期的な駅員巡回も行われています。バリアフリー化の観点から、さらなる改良が望まれる部分もあるでしょう。

利用状況

2008年11月21日時点での乗降者数は1,785人でした。その後、2010年頃から乗車人数、定期利用者数ともに増加傾向にあり、地域住民の利用率の高まりがうかがえます。ただし、2020年度は例外的に減少していることが報告されています。これは、新型コロナウイルスの感染拡大による影響が考えられます。

駅周辺

駅周辺には、生活に便利な施設が整っています。駅前にあるロータリーは、地域の幹線道路である兵庫県道516号姫路環状線に接続しており、交通の利便性が高いです。幹線道路沿いは商店や住宅、マンションが立ち並び、生活に必要なものが揃う環境となっています。また、北西方向へ約1.2km進むと、JR西日本の英賀保駅があり、他の交通手段へのアクセスも容易です。

具体的には、津田天満神社、英賀城本丸跡碑、姫路今在家郵便局、兵庫信用金庫西飾磨支店、マルアイ英賀保店、ハローズ姫路飾磨店などがあります。これらの施設は、地域住民の生活を支える重要な拠点となっています。

隣の駅

西飾磨駅は、飾磨駅と夢前川駅の中間に位置し、これらの駅と合わせて、地域住民の交通手段を支えています。

まとめ

西飾磨駅は、歴史を持ちながらも、現代的な設備も整えつつ、地域住民の生活に密着した駅です。利用状況の増加傾向や駅周辺の環境から、今後も地域の重要な交通拠点として発展していくことが期待されます。一方で、バリアフリー化の更なる推進など、課題も残されています。

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