設楽悠太

設楽 悠太（したら ゆうた）のプロフィール

設楽悠太（1991年12月18日生まれ）は、日本の陸上競技選手であり、専門は駅伝、長距離走、マラソンです。埼玉県大里郡寄居町の出身で、武蔵越生高等学校と東洋大学経済学部を卒業しています。また、彼は双子の兄、設楽啓太と共に活躍していることで知られています。

陸上競技の始まりと成長

悠太は小学校6年生の時に兄・啓太の影響を受けて陸上を始めました。彼にとって仲間が宝物であり、ファンの女性タレントに小島瑠璃子と、ももいろクローバーZの玉井詩織を挙げています。「右利き」ですが、兄が左利きであるため、腕時計は右腕にしているのも彼の特徴です。

中学校から高校、大学にかけて、兄と共に様々な大会でチームを牽引し、全国大会への出場を果たしました。大学時代には再び兄と同じチームで競技をし、2010年から2014年にかけていくつかの大会で好成績を収めました。特に2012年の第88回東京箱根間往復大学駅伝では、第7区で区間記録を更新し、チームの優勝に貢献しました。

社会人としての活躍

大学卒業後、悠太は本田技研工業に入社し、同社の陸上競技部での活動を開始しました。その中で2015年元日に開催された全日本実業団対抗駅伝では、ルーキーながらも素晴らしいパフォーマンスを見せ、6人抜きを果たして区間賞を獲得しました。以降、彼はチームの中心選手として活躍し、様々な大会での入賞が続きました。

特に2016年のニューイヤー駅伝で区間記録を塗り替え、また2017年には東京マラソンで初めてフルマラソンに挑戦しました。序盤は好調にレースを進めていましたが、終盤でペースダウンし、11位でフィニッシュする結果となりました。

日本記録とさらなる挑戦

2018年には東京マラソンで自身のマラソンベストを2時間6分11秒に更新し、日本男子マラソンの記録を16年ぶりに更新しました。この成績により、彼は報奨金と2020年東京オリンピックの男子マラソン選考会出場権を手に入れました。

その後、ゴールドコーストマラソンで大会新記録を樹立し、マラソン初優勝を果たしました。2019年にはマラソングランドチャンピオンシップに出場し、挑戦を続けましたが、結果は予想よりも厳しいものでした。

退部と新たな道

2022年1月にはニューイヤー駅伝でチームが優勝するも、自身は補欠に回り、2023年3月には本田を退職し、今後の進路を検討することとなりました。その後、西日本鉄道に中途採用で入社し、新たなスタートを切りました。東京を拠点に活躍しつつ、彼はフリーで現役選手としての活動も続けています。

まとめ

設楽悠太は、日本を代表する長距離走者の一人として、数々の大会で優れた成績を残してきました。彼の今後の活躍が期待されており、さらなる記録更新に向けて挑戦を続ける姿勢が多くの人に感動を与えています。

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