轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊

『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』

『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』は、2007年3月9日にリリースされたオリジナルビデオ作品であり、スーパー戦隊シリーズの中でも特に人気の高いVシネマ第13作目です。この作品は、現役のボウケンジャーと過去の戦隊の選りすぐりのメンバーが共演し、ファンにとって夢のようなコラボレーションを実現しています。全体の収録時間は47分で、スーパー戦隊30作記念の締めくくりと位置づけられています。

概要

本作は、現役戦隊と歴代戦隊のクロスオーバーを描いており、具体的には『ハリケンジャー』から『マジレンジャー』までの4つの戦隊から選ばれた5名の戦士たちがボウケンジャーとともに戦います。登場する歴代戦士には、ハリケンブルー、アバレブラック、デカブレイク、マジイエロー、マジシャインが含まれています。また、作品オリジナルのキャラクターであるアカレッドも登場し、物語の中心的な役割を果たしています。

本作の特徴の一つは、高丘映士、つまりボウケンシルバーの視点から物語が展開される点です。この視点は、シリーズの他の作品とは一線を画す新しい試みとして評価されています。

戦闘シーンでは、レッドコンビや男性、女性の戦士チームに分かれ、敵の幹部軍団に立ち向かう姿が描かれ、各チームがどのように連携を取るかが見どころとなっています。敵側には、ツエツエやフラビージョ、メーミィといった再生された幹部たちが登場し、戦闘に刺激を与えています。

あらすじ

物語の冒頭、ボウケンジャーがゴードム文明と戦っている最中、大神官ガジャと共謀した魔神クロノスによって異空間に飛ばされてしまいます。唯一緊急事態から外れたボウケンシルバー、高丘映士は、アカレッドの指導のもと、歴代の先輩戦士たちの力を借りることを決意します。

映士が先輩戦士たちと協力してクロノスに立ち向かうものの、最初は連携が取れず、激しい苦戦を余儀なくされます。しかし、彼らは次第に互いへの絆を深め、真の団結を見せるようになります。一方、クロノスはさらに陰謀を巡らせ、歴代悪の幹部を復活させる計画を進めます。

登場キャラクター

本作に登場するキャラクターは、ボウケンジャーのレギュラーキャストに加え、歴代戦士や新キャラクターが参加します。特にアカレッドは、他の戦士たちと異なる能力を持ち、特別な役割を果たしています。彼は戦隊のリーダーである赤の戦士たちの魂を持つ存在であり、様々な戦隊の武器を使用する能力を持っています。

ゲストキャラクター

• - ハリケンブルー（野乃七海）
• - アバレブラック（アスカ）
• - デカブレイク（姶良鉄幹）
• - マジイエロー（小津翼）
• - マジシャイン（ヒカル）

敵キャラクター

• - ツエツエ
• - フラビージョ
• - メーミィ
• - クロノス

音楽

作品の音楽は、中川幸太郎や渡辺宙明が手がけており、オープニングテーマやエンディングテーマが用意されています。特に、エンディングテーマ「伝説」は、串田アキラや宮内タカユキ、MoJoなどの豪華なキャストによって歌われ、作品を盛り上げています。

本作品は、スーパー戦隊ファンにとって記念すべき作品であると同時に、シリーズの未来を見据えるような内容ともなっており、後の作品にも影響を与えています。特にアカレッドは、今後のシリーズにも継続して登場する重要なキャラクターとして位置づけられています。

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