道渕諒平

道渕 諒平（みちぶち りょうへい）

道渕諒平は1994年6月16日生まれ、宮城県仙台市で育ったサッカー選手です。ポジションはミッドフィールダーで、現在はインドネシアリーガ1のセメン・パダンFCに所属しています。過去にはJリーグのヴァンフォーレ甲府やベガルタ仙台、そしてKリーグ2の忠南牙山FCなどで活躍してきました。

来歴

プロ入り前

道渕のサッカーキャリアは、仙台市立中野中学校のスポーツクラブから始まりました。その後、ベガルタ仙台の下部組織でプレーし、宮城野高校を経て明治大学に進学しました。大学では農学部生命科学科に在籍し、4年次には総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで決勝に進出し、貴重なゴールを決めて優勝に貢献しました。また、関東大学サッカーリーグでもチームを優勝に導き、個人としてもベストイレブンに選出されるなど、その実力を証明しています。

ヴァンフォーレ甲府

明治大学を卒業後、2017年にはヴァンフォーレ甲府に加入しました。初出場は同年の6月4日、古巣のベガルタ仙台との試合でした。しかし、シーズン中に知人に対する暴力事件を起こし逮捕され、一時は出場停止となる事態が発生しました。最終的に不起訴となり、甲府は彼の公式戦出場を認めましたが、その影響はチームにとって大きなものでした。

ベガルタ仙台

2019年、道渕はベガルタ仙台へ完全移籍し、25試合に出場し5得点を記録しました。しかし2020年には再び問題が発生し、交際相手への傷害容疑で逮捕され、クラブとの契約が解除される結果となりました。

韓国でのプレー

2021年2月、道渕はKリーグ2の忠南牙山FCに移籍しました。このクラブは彼の加入に際して多角的な議論を交わし、彼の過去の行動を重視した上で契約を決定しました。道渕は一定のトレーニングを経て意識の変化を示しましたが、それでも韓国の女性団体から退団を求める抗議運動が起こりました。一連の騒動を受け、クラブは道渕との契約を解除しました。

セルビアリーグへの挑戦

その後、道渕は2021年6月にセルビア・スーペルリーガのFKラドニチュキ・ニシュでプレーを開始しました。初シーズンでは35試合で3ゴール4アシストを記録し、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグの予選出場権を獲得するなど、一定の成功を収めました。ただし、2022-23シーズンは出場機会が減少し、冬にクラブを退団しました。

マルタ・プレミアリーグとインドネシア

退団後、2023年5月にマルタ・プレミアリーグのバルザンFCに加入。さらに2024年にはインドネシアリーガ1のセメン・パダンFCに移籍が決まり、国際的に活動を続けています。

所属クラブ

• - ユース経歴

- なかのFC（仙台市立中野栄小学校）
- ベガルタ仙台Jr.ユース（仙台市立中野中学校）
- ベガルタ仙台ユース（宮城県宮城野高等学校）
- 明治大学

• - プロ経歴

- 2017年 - 2018年: ヴァンフォーレ甲府
- 2019年 - 2020年: ベガルタ仙台
- 2021年2月 - 2021年5月: 忠南牙山FC
- 2021年6月 - 2022年: FKラドニチュキ・ニシュ
- 2023年 - 2024年: バルザンFC
- 2024年 - : セメン・パダンFC

道渕諒平のサッカーキャリアは波乱に富んでおり、多くの試練や挑戦がありましたが、現在も彼はサッカー選手として新たなステージで挑戦し続けています。彼が今後どのような活躍を見せるのか、期待が寄せられています。

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