野々市市立図書館

野々市市立図書館について

石川県の野々市市にある野々市市立図書館は、地域住民にとって大切な公共図書館であり、知識と情報の宝庫として機能しています。この図書館は長い歴史を持ち、コミュニティの文化活動や学びの場として進化してきました。

歴史と設立の経緯

図書館の歴史は、1906年（明治39年）に富奥村で成立した戦勝記念文庫にさかのぼります。この文庫は後に野々市村立図書館として発展し、村内の小学校に設置される形となりました。1925年には文部省からの表彰を受け、地域における教育と文化の振興に寄与しました。

その後も、野々市町と富奥村が合併した1955年以降、図書館は発展を続け、1984年には図書館法に基づく正式な図書館として運営が開始されました。1998年には横宮町に移転し、単独の図書館として活動を続けました。

新図書館の整備

2007年には「望ましい図書館像に関する答申」が行われ、地域ニーズに応える新たな図書館の整備が進められました。2017年には「学びの杜ののいち カレード」が開館し、図書館機能と市民学習センター機能を併せ持つとともに、地域のコミュニティ活動を支援する場となりました。建物は鉄筋コンクリート造で、約5,695平方メートルの広さを誇り、図書館としても高い機能性を持っています。

施設構造とサービス

「学びの杜ののいち カレード」は、図書館を中心に市民学習センターのスタジオや展示室が配置された設計になっています。図書館内には多様な書籍が取り揃えられ、特に児童書やYA書籍に力を入れている点が特徴です。また、2階には学習室やPCスペースが設けられ、利用者にとって快適な学びの環境が提供されています。

さらに、館の利用には利用者カードが必要で、特定の地域の住民が登録可能となっています。電子図書館やインターネットブース、AVルームも完備しており、これにより多彩なライブラリサービスを提供しています。

アクセスと交通

図書館にはコミュニティバスの停留所も設置されており、アクセスが便利です。北鉄バスやJR野々市駅からも近く、周辺には無料駐車場が用意されており、車での来館にも対応しています。地域の皆様にとっても、訪れやすい立地にあります。

まとめ

野々市市立図書館は、その歴史的背景と地域に寄り添ったサービスを通じて、住民の知の拠点としての役割を担っています。生涯学習の場、また文化交流の場として、これからも多くの人々に利用され続けることでしょう。

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