金田久美子

金田 久美子（かねだ くみこ）

金田久美子は、1989年8月14日に愛知県名古屋市で生まれた女子プロゴルファーです。彼女はスタンレー電気に所属し、クラーク記念国際高等学校を卒業後、石井忍から指導を受けました。ゴルフを始めたのは3歳の時で、8歳の時には「世界ジュニアゴルフ選手権」女子10歳以下の部で優勝し、その才能が注目されました。この時の記録は、タイガー・ウッズと並ぶものでした。

彼女のアマチュア時代は輝かしく、2003年から2004年にかけて日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権中学女子の部で2連覇を達成しました。その後も「日本ジュニア」や「世界ジュニア」、「中部女子アマチュア」などの大会で多数の優勝を収めており、プロ転向前からその実力を証明していました。また、2002年にはJLPGAツアーのトーナメントでリゾートトラストレディスに参加し、最年少の予選通過記録を打ち立てています。

プロとしては、2008年のプロテストではわずか1打足りず不合格となりましたが、その後クオリファイングトーナメントでトップ通過を果たし、ツアーに参戦する資格を得ます。2010年には、愛知県の中京ゴルフ倶楽部で開催された中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンで初のホールインワンを達成。この瞬間は彼女にとって特別なものでした。

2011年にはフジサンケイレディスクラシックでツアー初優勝を果たし、その後も安定したパフォーマンスを見せます。しかし、2012年以降は勝利から遠ざかっていましたが、2016年までの間は賞金シードを守り続けました。2022年には武蔵丘ゴルフコースで行われた樋口久子レディスゴルフトーナメントで11年ぶりの優勝を飾り、これにより最長記録を更新しました。

2023年にはフィットネストレーナーの山田沙知子の指導で体力面を強化し、ヤマハレディースオープンでは21位に入り、生涯獲得賞金3億円に達成。また、彼女はタイガー・ウッズに憧れ、辻村明須香のような強いゴルファーになりたいと語る一方で、個性的なファッションやメイク、へそピアスが特徴です。自身を「ギャルファー」と称し、そのスタイルで多くのファンに支持されています。

また、金田は2020年に自宅が荒らされ窃盗被害に遭う不運に見舞われましたが、その後犯人が逮捕されました。彼女は数々の業績を誇る一方で、DVDもリリースし、自身のプレースタイルを多くの人に伝える努力をしています。彼女の成長と今後の活躍が非常に楽しみです。

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