鈴鹿ツインサーキット

鈴鹿ツインサーキット

鈴鹿ツインサーキットは、三重県鈴鹿市に位置するモータースポーツのための施設であり、2005年10月10日に営業を開始しました。このサーキットは、「ミスターバイク」というバイクショップの関連会社によって運営されています。鈴鹿市内には、有名なF1日本グランプリが開催される鈴鹿サーキットやモーターランド鈴鹿がありますが、鈴鹿ツインサーキットはそれらとは異なる独立した施設です。

施設の概要

鈴鹿ツインサーキットは比較的新しいレーシングコースであり、2005年のプレオープンを経て、2006年にグランドオープンを迎えました。このサーキットは、ミニサーキットと国際サーキットの中間に位置し、会場としてのアクセスの良さや手ごろさを重視しています。そのため、2輪と4輪の両方に向けたサーキットライセンスの取得が可能であり、ナンバー付きの車両でも利用できる枠が用意されています。ただし、灯火類の飛散防止に関するチェックが厳しく行われます。

当日飛び入り参加が許可される枠も他の同程度のサーキットに比べて多いものの、前日の17時までに予約すると割引が適用されるため、事前の予約が推奨されています。

コースの特徴

鈴鹿ツインサーキットは、山間部に開かれたフラットなコース設計が特徴です。高低差がないため、すべてのコーナーでスムーズに走行が可能で、路面も新しく保たれており、条件が良好です。テクニカルな要素が少なくても、ライン取りやブレーキングによってタイム差が生じるため、ドライビング技術が求められるコースになっています。

コース設定

鈴鹿ツインサーキットは、コースを仕切ることでさまざまなバリエーションを提供しています。主なコース設定は以下の通りです。

• - フルコース: 全長1.75kmの本格的なレーシングコース。メインストレートは550mで、コーナーは15ヶ所あり、道幅は10〜14mで、時計回りで進行します。
• - Dコース: 約1kmのドリフトコースで、フルコースのメインストレートとバックストレッチの中間を結ぶ西側に位置し、大きめのヘアピンが3つ組み合わさった構造となっています。
• - Gコース: 約1.1kmのグリップコースで、S字やタイトなヘアピン、複合コーナーなどが含まれています。
• - オフロードコース: モトクロス全日本選手権やモタードレースを意識した本格的なオフロードコース。

観戦エリア

サーキットにはいくつかの観戦スポットがあります。ロードサイドエリアでは、サーキットに通じる道路沿いから迫力のあるレーシングマシンを間近に見ることが可能ですが、歩道がないため注意が必要です。また、1コーナーから2コーナーを見渡せる土手もあり、パドックエリアからすぐにアクセス可能です。

センターハウスエリア

コントロールタワーは三階建てで、一階には受付やコントロールセンター、パドックがあります。二階には観戦スペースと屋外ベランダ、最上階にはVIPルームがあります。観客はここから迫力あるレースを楽しむことができます。

アクセス情報

鈴鹿ツインサーキットへは、東名阪自動車道鈴鹿ICから約25分、亀山ICからは約20分の距離にあり、アクセスも良好です。

このように、鈴鹿ツインサーキットは多様なコース設定と魅力的な観戦エリアを備え、安全にレースを楽しむことができる自動車レース場として、多くのモータースポーツファンに支持されています。

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