鉄拳7

鉄拳7（てっけんセブン）

『鉄拳7』は、バンダイナムコエンターテインメントが手掛ける人気の3D対戦型格闘ゲームです。この作品は鉄拳シリーズのナンバリングタイトルとして第7作目に位置しており、2015年2月18日に稼働開始しました。本作は、アーケード版のオンライン対戦システムを初めて導入したことが特徴です。

ゲームシステム

新機能の導入

『鉄拳7』では、段位に従ったマッチングが行われる「店舗間のリアルタイムオンライン対戦」が実装されています。この機能により、同程度の腕前を持つプレイヤーと対戦することが可能になりました。また、過去作から引き継がれたレイジシステムも健在です。新要素として追加された「パワークラッシュ」「レイジアーツ」「レイジドライブ」「スクリュー」などがあり、多彩な戦略が楽しめます。

• - パワークラッシュ: 相手の上段攻撃を受け止めながら、自らも攻撃するスタイル。一定のダメージを受けますが、攻撃は中断されません。
• - レイジアーツ: 体力が一定以下になると発動可能な特別な技。ヒットすると強力な攻撃を繰り出します。
• - レイジドライブ: キャラクター専用の強化された技が発動し、高いダメージを狙えます。
• - スクリュー: 空中の相手に特定の技を当てることで発生する特殊なやられ状態です。

ストーリー

本作のストーリーは、三島財閥が謀略と戦争を仕掛ける中で、反三島を掲げるG社との熾烈な戦いを描きます。平八とその息子、カズヤとの間に起こる親子の争いが主要なテーマとなっており、ストーリーを通じて複雑な人間関係や交渉が展開されます。状況が優位に進展する中、平八が再び頭首として現れ、宿敵を討つために「The King of Iron Fist Tournament」を開催することで、物語が進行します。

キャラクター

本作には多様なキャラクターが登場します。デフォルトキャラクターには三島家のメンバーや、他の人気キャラクターが選ばれています。また、特定の条件で登場するキャラクターも存在し、ファンを楽しませています。

• - 三島 一八（カズヤ）: 主人公であり、父・平八との対立が主要な筋書きになっています。
• - 三島 平八: 一八の父。三島財閥を再編成し、戦況を変えるカギを握る人物です。
• - ラース・アレクサンダーソン: 特に物語の中で重要な役割を果たすキャラクターの一人です。
• - 豪鬼: ゲストキャラクターとして、多くのファンに知られています。
• - ニーナ・ウィリアムズ: 戦いの中で常に存在感を示すキャラクターです。

ゲーム開発

本作は、2013年に開発が始まり、Unreal Engine 4を使用してグラフィックや動作を充実させています。リアルな表現と同時に、多彩なキャラクターたちを忠実に再現するため、開発チームは多大な時間と労力を投入しました。オフライン・オンライン両方のモードが用意されており、プレイヤーは仲間と共に王者を目指して戦える環境が整っています。

まとめ

『鉄拳7』は、過去のシリーズの要素を引き継ぎながらも新しさを加えた作品であり、オンライン対戦やバラエティに富んだキャラクターが魅力的です。格闘ゲームファンにとっては、挑戦しがいのある一作と言えるでしょう。また、続編として2024年に『鉄拳8』が登場予定ですので、今後の展開にも期待が寄せられています。

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