長坂拳弥

長坂拳弥 - プロ野球選手

長坂拳弥（ながさか けんや）は1994年4月28日生まれ、群馬県富岡市出身のプロ野球選手です。現在は阪神タイガースに所属し、捕手としてプレーしています。彼のキャリアは順調に進んでおり、特に2019年と2020年には日本プロ野球の歴史に名を刻む「2年越しの2打席連続本塁打」を達成したことで注目を集めました。

経歴

プロ入り前

長坂は富岡市立丹生小学校4年生の時に「丹生ボーイズ」で野球を始めました。その後、富岡市立西中学校では軟式野球部に所属し、高校は群馬県の高崎健康福祉大学高崎高等学校（健大高崎高校）に進学します。高校時代には捕手としての腕を磨き、チームを全国大会に導く活躍を見せました。特に、主将として参加した春の選抜大会では準決勝進出を果たすなど、その実力を証明しました。

高校卒業後は東北福祉大学へ進学。リーグ戦に出場し、3年生の時には春季リーグで首位打者、さらに年次を重ねるごとにその成績は著しく向上しました。2016年にはNPBドラフトで阪神タイガースから7巡目指名を受け、プロ入りを果たしました。

プロ入り後

プロ入り初年度の2017年は、二軍で過ごすことが多かったものの、先輩捕手の故障で一軍に昇格し、公式戦デビューを果たしました。翌年2018年には念願のスタメン出場も達成し、徐々にチームの一員としての役割を果たし始めます。

2019年には一軍にレギュラーとして定着し、6月には初本塁打を記録。この年は、特に印象的な記録を達成し、その名を広めました。2020年には新型コロナウイルスの影響を受けつつも、再び一軍での出場機会を得ました。彼は、2年越しでの2打席連続本塁打という記録を残すなど、記憶に残る選手となっています。

2021年には出場機会が限られましたが、ウエスタン・リーグでの活躍が評価され、こちらでも存在感を示しました。次年度の2022年には再び出場機会を得ることができ、特に盗塁阻止に関しては高い評価を受けています。2023年は開幕からメンバーに選ばれるものの、出場機会は限られましたが、日本シリーズにも参加するなど、彼の功績は続いています。

選手としての特徴

長坂はその強肩から「シビレーザー」と称されるほどの送球技術を持ち、さらにキャッチング能力にも定評があります。また、全チームで主将を務めるなど、人間性やリーダーシップも高く評価されています。目指す捕手像としては、現役時代の矢野燿大を挙げており、彼の指導を受けながら成長を続けています。

まとめ

長坂拳弥選手は、これまで数々の困難を乗り越え、阪神タイガースに欠かせない選手へと成長しました。彼の今後の活躍に期待が寄せられています。

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