長崎大学教育学部附属幼稚園

長崎大学教育学部附属幼稚園の概要

長崎大学教育学部附属幼稚園は、長崎県長崎市に所在する国立の幼稚園です。この園は、長崎大学教育学部の附属校であり、教育学部附属小学校と隣接しています。1886年に創立され、長い歴史を有し、九州地方では鹿児島大学に次いで2番目の幼稚園として知られています。

園章と園歌

園章は五光星をモチーフにしており、星の中央には「附」という文字がデザインされています。また、園歌は西島宏の作詞、古田庄平の作曲によって創立100周年を迎えた際に制定されました。

クラス編成

この幼稚園では、各クラスの名称が花の名前に由来しています。具体的な年齢別のクラスは以下の通りです。

• - 3歳児クラス: うめ
• - 4歳児クラス: もも、さくら
• - 5歳児クラス: ふじ、ふよう

幼稚園の歴史

長崎大学教育学部附属幼稚園の歴史は明治時代に遡ります。1886年に長崎県師範学校の女子部に幼稚科が設置されることに始まり、1889年には桜馬場町に移転しました。1908年に女子部が独立し、附属幼稚園も移転。その後、様々な場所へ移転を繰り返しながら成長していきました。

昭和時代には戦争の影響で幾度かの閉園と復活を経て、1947年には長崎師範学校女子部附属幼稚園と改称され、1949年には長崎大学の設立に伴い、更に名称が変更されました。その後、1954年には現在の大橋町に移転し、数回の名称変更を経て、1966年に現在の「長崎大学教育学部附属幼稚園」の名称となりました。1973年には3年保育が導入され、現在の保育形態が整いました。

学びの環境

幼稚園は、長崎大学の教育学部や附属小中学校に近接しており、学生の教育実習の場ともなっています。1977年からは教育学部の3年生が教育実習を行っており、学生たちが実践的な体験を積む機会を提供しています。また、1986年には創立100周年を祝う式典が催され、その際に園歌が正式に制定されました。

アクセス

長崎大学教育学部附属幼稚園へは公共交通機関を利用することができます。最寄のJR九州の西浦上駅からは徒歩約15分、長崎電気軌道の昭和町通り電停からは徒歩約10分です。また、複数のバス路線が周辺を走っており、長崎駅や浦上駅方面からもアクセス可能です。

周辺には長崎大学文教キャンパスや附属小学校、中学校もあり、充実した教育環境が広がっています。さらに、近隣には文教郵便局や西浦上小学校、西浦上中学校、銀行や試験場などの施設も整っているため、利便性が高いエリアです。

長崎大学教育学部附属幼稚園は、その豊富な歴史と教育の伝統に支えられながら、今もなお子どもたちの成長を見守り続けています。

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