長瀬駅

長瀬駅の概要

長瀬駅（ながせえき）は、大阪府東大阪市菱屋西一丁目に位置する、近畿日本鉄道（近鉄）大阪線の駅です。この駅は近畿大学に近接しており、その副駅名は「近畿大学前」となっています。駅番号はD08です。

歴史

1924年10月31日に、大阪電気軌道八木線（現在の大阪線）の一部として開業し、その後もいくつかの合併を経て1944年からは近畿日本鉄道の駅として運営されています。また、近年では2007年からPiTaPaのサービスも導入されています。

駅構造

長瀬駅は地上に位置する相対式ホームを持ち、2面2線の設計となっています。興味深いことに、各ホームの改札口は独立して設けられており、ホーム間は直接結ばれていません。しかし、改札外には地下道があり、踏切を使わずに駅の反対側に移動できるなど利用者に配慮されています。

駅設備

この駅は布施駅が管理する有人駅で、PiTaPaやICOCAに対応した自動改札機および精算機が設置されており、便利です。特急券や定期券は専用の自動券売機で購入可能です。過去にはホーム近くに喫茶店や書店がありましたが、現在は自動販売機のみが設置されています。

停車列車

出発する電車は普通列車のみで、平日の日中は毎時5本の列車が停車しますが、朝夕は本数が増えます。特に近畿大学の入試や試験時には、臨時の急行や準急が停車することもあります。

利用状況

2022年11月8日には、1日の乗降人数が27,088人に達しました。この数値は近鉄全線上で、準急が通過する駅の中では最多となっています。

駅周辺

長瀬駅の東側には近畿大学があり、駅と大学を結ぶ「学園通り」には多くの学生向け商店が立ち並び、活気あふれる学生街を形成しています。駅の北側には長瀬川が流れ、周辺は住宅地域となっています。

旧村の歴史

• - 旧小若江村: 大学通りの南にはかつて農業主体のこの村があり、現在静かな地域として残っています。
• - 旧上小阪村: 大学通りの北側では、やはりかつての農業地域が宅地化し、新興住宅街が形成されています。
• - 旧横沼村: 長瀬駅北側にあったこの村も、戦後の宅地化が進みました。
• - 旧吉松新田: 駅南側には新田が広がっており、現在は吉松という町名になっています。

周辺施設

長瀬駅周辺には様々な商業施設や金融機関、医療機関があります。スーパーや銀行、郵便局などが点在していて、生活に便利です。特に、東大阪生協病院が近くにあり、医療面でも安心です。

交通アクセス

隣接する俊徳道駅や弥刀駅も利用可能で、近鉄大阪線の利便性を最大限に活かせます。特急や急行は通過しますが、現在も多くの普通列車が停車するため、市民の交通手段として重宝されています。

長瀬駅は歴史と共に成長し続けており、大学との関わりも深く。また静かな住宅地に囲まれた魅力的な駅です。

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