長谷川凌汰

長谷川 凌汰（はせがわ りょうた）

長谷川凌汰は1995年11月8日生まれで、福井県越前市出身の元プロ野球選手です。主に投手として活躍し、右投げ左打ちの選手です。彼の野球人生は、高校生の頃から始まり、その後の成績や経験が彼のキャリアを形作りました。

経歴

プロ入り前

長谷川は父親の影響で野球を始めました。彼の父は越前市立北新庄小学校で監督を務め、長谷川はその軟式野球チーム「北新庄ヒーローズ」に2年生から所属しました。その後、福井商業高校に進学する際、最初は外野手としてプレーしていましたが、身長の成長を見込んだ北野尚文監督の勧めで投手に転向しました。

高校3年の夏、彼は福井県大会でエースの中村文英に続いて登板し、全国高等学校野球選手権大会にも出場しました。初戦では、エースの負傷により7回から登板し、その後2回戦では素晴らしいピッチングを見せ、3回戦では粘り強い投球を披露しました。彼の高校時代のチームメートには、後に大学でもバッテリーを組む中村辰哉がいました。

大学時代

龍谷大学に進学した長谷川は、1年目に球速が120km/hまで落ち込んでしまいますが、4年春にフォームを改良した結果、球速を140km/h台にまで戻しました。進学中、彼は一般企業から内定を受けたものの、野球を続けることを決意し、新潟アルビレックス・ベースボール・クラブに入団しました。

BCリーグ・新潟時代

新潟に入団後、長谷川は抑え投手としてデビューし、目覚ましい成果を残しました。1年目の試合では149km/hを計測し、その後の試合でも150km/hを記録します。2年目には先発[[投手]]として11勝1敗、防御率2.05の成績を収め、2019年には北海道日本ハムファイターズから育成ドラフトで指名されました。彼は新潟からNPBへと進む選手の一人として注目されました。

日本ハム時代

2020年にはオープン戦で優れたパフォーマンスを見せ、イースタン・リーグでも30試合登板の成績を残します。しかし、腰の痛みから支配下昇格はされませんでした。2021年には支配下選手登録され、背番号43を背負ってプロデビューを果たしました。初登板では3者凡退を達成するなど注目を集めましたが、その後は怪我やチャンスを逃し、二軍での登板が主な一年となりました。

2022年には二軍での出場が続き、限られた機会で奮闘するも、球団からの契約打ち切りが告げられました。その後、彼は事実上の引退を表明し、復帰を求めたものの、積極的なオファーを受けることはありませんでした。

選手としての特徴

長谷川の投球スタイルは、ストレート、カーブ、スライダー、フォークを使い分けることが特徴です。最速153km/hを記録した直球や、140km/h台後半のカット気味の直球は特に打者にとって脅威となるものでした。また、長身188cmを活かしたフォームから投げ下ろす投球術も魅力の一つでした。

プライベート

長谷川のプライベートには、独立リーグ時代にホームセンターでのアルバイト経験や、趣味の釣りがあります。特に琵琶湖で66cmのブラックバスを釣り上げたことは特筆すべきエピソードです。また、好きな漫画は『キングダム』であり、入寮時に持参するほどの熱中ぶりを見せました。

長谷川凌汰は、彼のキャリアを通じて、多くの経験を持つ選手であり、今後の人生においても新たな挑戦が期待される人物です。

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