関西学院大阪インターナショナルスクール

関西学院大阪インターナショナルスクール（Kwansei Gakuin Osaka International School, 略称：OIS）は、大阪府箕面市にキャンパスを構える、学校法人関西学院によって設置・運営されている国際的な教育機関です。その教育は、幼児部（年中・年長）、小学部（1年生から5年生）、中等部（6年生から8年生）、そして高等部（9年生から12年生）で構成されています。

本校は、教育プログラムにおいて、オーストラリアの西オーストラリア州立学校協会から認定を受けています。さらに、国際的に認められている教育プログラムである国際バカロレア（IB）を導入しており、初等教育プログラム（PYP）、中等教育プログラム（MYP）、そして大学入学資格につながるディプロマプログラム（DP）の全てを実施しています。

OISの大きな特徴の一つに、キャンパスや施設、さらには教育プログラムの一部を姉妹校である千里国際学園千里インターナショナルスクール（SIS）と共有している点が挙げられます。両校は合わせて「関西学院の千里と大阪インターナショナルスクール」として認識されることもあります。特に7年生から12年生の生徒を対象に、海外での生活経験を持つ学生向けの日本語カリキュラムが提供されています。また、中等部においては、体育、音楽、芸術といった特定の科目をSISの生徒と共に学びます。高等部になると、生徒は英語を主言語とするOISの授業、日本語を主言語とするSISの授業のどちらも選択して受講することが可能です。さらに、運動チーム、ドラマ、合唱団、バンド、オーケストラなど、様々なクラブ活動やグループにも両校の生徒が一緒に参加し、交流を深めています。

関西学院大阪インターナショナルスクールは1991年に開校しました。設立以来、国際学校協議会（JCIS）、国際学校評議会（CIS）、東アジア地域学校評議会（EARCOS）といった、国際的な教育機関の認証・評価を行う複数の主要な団体に加盟しています。

学校の構成についても興味深い特徴があります。2016年時点のデータによれば、OISとSISを合わせた全校生徒のうち、約33パーセントが海外からの帰国生によって占められていました。規模の面では、英語またはその他のヨーロッパ言語を主な教授言語とする日本のインターナショナルスクールの中で、3番目に大きな規模を誇ります。特に、関西地域においては最大規模のインターナショナルスクールとして広く知られています。

このように、関西学院大阪インターナショナルスクールは、国際的な教育プログラムの提供、姉妹校との緊密な連携による多様な学びの機会、そして国内外からの多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まる環境を特色とする学校です。

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