阿佐ヶ谷スパイダース

阿佐ヶ谷スパイダース

阿佐ヶ谷スパイダースは、日本の演劇界において独自の存在感を放つ劇団であり、1996年に早稲田大学在学中の長塚圭史を中心に結成されました。本劇団は、旗揚げ公演として行われた「アジャピー・ト・オジョパ」からその活動をスタートしました。創設当初は「劇団」という枠には捉われず、「演劇プロデュース・ユニット」としてのアプローチで作品を創り出してきました。しかし、2017年に「劇団」へと改称し、これまでにも多くの魅力的な公演を展開してきました。

メンバー紹介

劇団の中心となる長塚圭史は、主宰として作品の作成や演出を手がけています。また、伊達暁は役者として参加し、旗揚げ当時は舞台監督としても実績を持っています。その他にも、中山祐一朗、中村まこと、村岡希美、富岡晃一郎、志甫真弓子、木村美月など、多彩なメンバーが在籍しており、それぞれが演技や演出の分野で活躍しています。中山は特に「ともだちが来た」の演出を担当するなど、重要な役割を果たしています。

主な公演

長塚圭史が作・演出を手がける公演が数多くあります。以下に主な作品を挙げます。

• - アジャピー・ト・オジョパ（1996年） - 最初の公演であり、劇団のスタートを切りました。
• - SAUDADE（1997年）
• - SPIDERS LIMITED（1998年）
• - 鮫'98（1998年）
• - メロディ（1999年）
• - みつばち（2003年） - 劇団の特徴的なスタイルを示す一作です。
• - ともだちが来た（2003年） - 作を鈴江俊郎が担当、演出は中山祐一朗が手がけました。この作品は2020年に再演され、好評を得ました。
• - 悪魔の唄（2005年）、桜飛沫（2006年）、少女とガソリン（2007年）など、続々と新たな作品を発表。
• - 老いと建築（2021年）など、現在でも新作を積極的に制作しています。

また、近年の公演としてはジャイアンツ（2023年）やペックとスメルの秘密基地（2023年）があります。

関連活動

阿佐ヶ谷スパイダースは、ただの劇団にとどまらず、関連する制作会社や芸能事務所とも関係を持ち、様々な形で演劇の楽しさを拡げています。特に「ゴーチ・ブラザーズ」は、その制作部を前身とした会社であり、劇団の活動を支えています。

劇団の公式サイトやSNSアカウントを通じて、最新の情報や公演の案内が発信されていますので、演劇に興味のある方はぜひチェックしてみてください。独自の視点と魅力あふれる作品が、観客を楽しませ続けています。

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