阿部暁子
阿部暁子(あべ あきこ、
1985年 - )は、日本の
小説家。
岩手県花巻市を拠点に活動し、繊細な心理描写と心温まる物語で読者を魅了しています。
経歴
岩手県立花巻北高等学校を卒業後、
2008年に『いつまでも』(刊行時『屋上ボーイズ』に改題)で第17回ロマン大賞を受賞し、
集英社コバルト文庫からデビューを果たしました。
受賞歴
プロデビュー前から才能を発揮し、数々の賞を受賞しています。
2003年 - 第18回全国高等学校文芸コンクール小説部門最優秀賞・文部科学大臣奨励賞
2008年 - cobalt短編小説新人賞 『陸の魚』
2008年 - 第17回ロマン大賞 『いつまでも』
2025年 - 第22回
本屋大賞『カフネ』
作品の特徴
阿部暁子の作品は、青春、恋愛、家族、歴史など、幅広いテーマを扱っています。
登場人物の心情を丁寧に描き出し、読者の心に深く響く物語を紡ぎ出すのが特徴です。
特に、青春小説においては、繊細な感情の機微や人間関係の葛藤をリアルに描き出し、多くの読者の共感を呼んでいます。
また、時代小説においては、歴史的な背景を巧みに織り交ぜながら、魅力的なキャラクターたちが織りなすドラマを描き出しています。
近年では、一般文芸作品にも挑戦し、新たな境地を開拓しています。
作品リスト
屋上ボーイズ(2008年、挿絵:カズアキ)
室町少年草子 獅子と暗躍の皇子(2009年、挿絵:
サマミヤアカザ)
戦国恋歌 眠れる覇王(2010年、挿絵:明治キメラ)
ストロボ・エッジ(2010年 - 2011年、全4巻、原作・挿絵:
咲坂伊緒)
ストロボ・エッジ(2010年9月)
ストロボ・エッジ 消せない想い(2010年12月)
ストロボ・エッジ 告えない想い(2011年2月)
ストロボ・エッジ つながる想い(2011年4月)
アオハライド(2011年12月 - 2015年6月、全6巻、原作・挿絵:咲坂伊緒)
鎌倉香房メモリーズ(2015年2月 - 2017年3月、全5巻、表紙絵:げみ)
どこよりも遠い場所にいる君へ(2017年10月、表紙絵:syo5)
また君と出会う未来のために(2018年10月、表紙絵:syo5)
実写映画ノベライズ 思い、思われ、ふり、ふられ(2020年6月)
室町繚乱 義満と世阿弥と吉野の姫君(2018年1月)
パラ・スター(2020年、全2巻)
パラ・スター〈Side 百花〉(2020年2月)
パラ・スター〈Side 宝良〉(2020年3月)
カラフル(2024年2月)
東京創元社
金環日蝕(2022年10月)
講談社
カフネ(2024年5月)
アンソロジー寄稿
たぬきとキツネと恋のたい焼き - とっておきのおやつ。5つのおやつアンソロジーに所収(2018年9月、表紙絵:イシヤマアズサ)
雑誌掲載作品
エッセイ
「車いすテニスプレイヤーと車いすエンジニア」 - 『別冊文藝春秋』2020年7月号
「あのとき聞いた音楽」 - 『
小説新潮』2020年9月号
外部リンク
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阿部暁子 (@abeakiko_4031) - X(旧Twitter)