阿部翔太

阿部翔太選手のプロフィール



基本情報



経歴


プロ入り前


阿部翔太選手は、大阪市内の大正区で成長しました。地元には大阪ドームも近く、野球への熱い思いを抱きながら育ちました。彼の野球キャリアは、大阪市立中泉尾小学校で始まり、大正東中学校では捕手としてプレー。その後、酒田南高等学校で甲子園に出場。1年次から捕手としてプレーしましたが、2学年下の選手が入部し、投手に転向しました。

成美大学(現在の福知山公立大学)では、抑え投手として活躍するも、二年時に右肘を故障し、その影響で一年間の戦線離脱を余儀なくされました。しかし、復帰後は順調に成績を伸ばし、4年次には主将を務めました。また、日本生命に入社し、プロ入り前からエースとしての役割を果たしました。

オリックス・バファローズ入団


2020年のプロ野球ドラフトで、阿部選手はオリックス・バファローズから6位に指名されました。契約金2500万円と年俸880万円で仮契約を結び、28歳でのプロ入りはその年のドラフト選手の中でも最高年齢でした。背番号は「45」です。

オリックスでのキャリア


デビュー年の2021年は、ウエスタン・リーグでの活躍が期待されましたが、肩の故障に悩まされました。しかし2022年はすぐに持ち直し、見事な成績を残しました。この年は44試合に登板し、防御率0.61という素晴らしい数字を記録し、チームのリーグ連覇に貢献。また、CSファイナルステージや日本シリーズにも出場し、チームの日本一に寄与しました。

2023年も一軍に焦点を当てましたが、持続的な成果を出すためには改善が必要でした。開幕からの成績は不安定でしたが、必死に制球改善に取り組みました。シーズン最終的には49試合に出場し、防御率2.70という成績を残しました。

選手としての特徴


速球と多彩な変化球を武器にする阿部選手は、最速151km/hの速球と高い制球力が評価されています。また、彼の強いメンタリティやチームに対する姿勢も高く評価され、ファンの間でも「阿部ちゃん」として親しまれています。

特に、マウンドでの彼のパフォーマンス中に見せるガッツポーズはトレードマークになり、その姿勢はファンを魅了しています。選手としてリーダーシップも発揮し、円陣の際には「ガッツしか勝たん!」と盛り上げる姿も印象的です。

おわりに


阿部翔太選手は、その堅実な実力と独自の個性で、オリックス・バファローズの中で確固たる存在感を示しています。今後の彼の成長と活躍が、ますます期待されることでしょう。

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