集英社オンラインは、日本の大手出版社である
集英社が運営する
ニュースサイトです。2022年3月31日に開設され、わずか1年で1億PVという驚異的なアクセス数を記録、SmartNews Awards 2023年度大賞を受賞するなど、その存在感を急速に高めています。
集英社はこれまで、
週刊プレイボーイを母体とする週プレNEWSや、多数の
漫画作品公式サイトなど、300以上のWebサイトを運営していました。しかし、社内から「
集英社には活字メディアがないのはおかしい」という声が上がり、その課題解決のため、2021年1月からワーキングチームが発足。その結果生まれたのが、
集英社オンラインです。
サイト開設に際しては「オール
集英社」体制が敷かれ、オンライン専門の編集部が新設されました。
集英社の強みである
エンターテインメントとカルチャー分野に特化し、他社にはない独自性の高い記事作りを目指しています。初代編集長は志沢直子氏が務めました。
キャッチコピーは、開設当初は「毎日が、あたらしい。」でしたが、1周年を機に「ニュースを本気で噛み砕け」に変更。これは、同サイトが単なるニュースの羅列ではなく、深く掘り下げた分析や解説を提供することに重きを置いていることを象徴しています。
集英社オンラインの特徴として、同社のキラーコンテンツである
漫画との連携が挙げられます。代表的な例として、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の傑作選を「毎日こち亀」として毎日1本配信している点が挙げられます。長年愛されてきた名作を、新たな形で読者に届ける試みは大きな反響を呼んでいます。
さらに、1972年から2008年まで発行されていた
映画専門誌『ロードショー』をサイト上で復活させ、「ロードショー編集部」名義で
映画関連の記事を配信しています。これも
集英社の歴史と資産を活かした、同サイトならではの試みと言えるでしょう。
集英社オンラインは、単なる
ニュースサイトにとどまらず、
集英社の強みを活かし、
エンターテインメントとカルチャーを深く掘り下げた、独自の視点と情報発信を続けることで、多くの読者から支持されています。 今後も、その勢いを維持し、さらなる発展が期待されます。
【関連情報】
* 同グループの
小学館が運営するウェブメディア:
NEWSポストセブン