青柳美扇

青柳 美扇（あおやぎ びせん）

青柳美扇は、1990年4月21日に大阪府で生まれた著名な書道家です。彼女は4歳の頃から祖母の影響を受けて書道を始め、梅花女子大学の日本文化創造学科書道コースで専門的に学びました。在学中には、中国や台湾に渡り、実際の書の技術や理論に直接触れる機会を得ました。特に、上海西泠印社を訪問し、篆刻に関する深い知識と技能を取得しました。

大学生活では、彼女が20歳の時に書道部の初代部長に任命され、部員数わずか2名の廃部寸前の状況を克服するために尽力しました。彼女は書道パフォーマンスを導入し、学内外のイベントに参加し、メディアにも取り上げられるようになりました。その結果、梅花女子大学からもその業績を評価され、賞を受けました。また、勉学の面でも、高等学校教諭一種免許状を取得し、高校生へ書道の楽しさを広める役割を果たしました。

2013年に大学を卒業した後は、梅花女子大学書道部の書道パフォーマンス指導者として就任し、1年間その指導にあたりました。2014年4月からは大学院に進学し、弘法大師空海が影響を受けたとされる中国書法についての修士論文に取り組みました。現在は、書道だけでなく、インクを用いたアートにも力を入れ、墨象の新たな表現方法に挑むことで、現代アートの世界に新しい風を吹き込んでいます。また、空間プロデュースやアートディレクションにも関わり、旅館やオフィス、飲食店などの空間デザインを手がけています。

主な活動と実績

青柳美扇の活動は多岐にわたります。たとえば、手塚治虫原作の「どろろ」の題字や墨絵を手がけた他、東京オリンピック公認イベント「東京キャラバン2017 in 京都二条城」にも出演しました。また、美扇筆や美扇筆ペンの開発も手がけ、書道パフォーマンスの魅力を伝えるための新たな道具を提供しています。

彼女のパフォーマンスは国内外で高く評価されており、2021年には『モンスターハンターライズ デジタルライブイベント』に参加し、2016年にはJAPAN EXPO THAILANDでオープニングパフォーマンスを行いました。また、札幌八幡宮での書道パフォーマンスや、各種イベントでの書道パフォーマンスを数多くこなしており、年々その活動範囲は広がっています。

メディア出演

青柳はテレビやメディア出演でも存在感を示しています。TBSの『林先生が驚く初耳学』やNHK『NHKみんなのニュース』、フジテレビの『めざましテレビ』など、数多くの番組に登場しており、彼女の書道パフォーマンスが視聴者にインスピレーションを与えています。また、2021年にはTBSの『情熱大陸』に出演し、彼女の活動に密着した特集も放送されました。

青柳美扇は、従来の書道を超えて、現代アートにも積極的に関わり、墨を用いた新しい表現方法を追求しています。これからも彼女の活動に注目が集まり、さらなる成功を遂げることが期待されています。

もう一度検索