青森市立高田中学校

青森市立高田中学校の概要

青森市立高田中学校は、青森県青森市に位置していた公立中学校です。1947年に創立され、数十年にわたって地域の教育に寄与してきましたが、生徒数の減少に伴い、2011年3月31日に閉校となりました。閉校時には、全校生徒の人数は48名と、市内でも最小でした。この学校の跡地は2013年に取り壊され、現在は更地となっています。

沿革の詳細

創立と発展

• - 1947年4月1日: 高田村立高田中学校が設立され、同年4月21日に開校式が行われました。
• - 1948年11月2日: 新校舎が完成し、同年の11月5日には中野坂中学校を併合し、教育の一層の充実を図りました。
• - 1950年5月15日: 新校舎落成記念式典が開催され、その後も校舎の増築や設備の整備が進められました。
• - 1955年1月1日: 市町村合併に伴い、青森市立高田中学校に名称が変更されました。

施設の発展と課題

• - 1962年8月28日: 現在の校地に新校舎が完成し、その後も特別教室や体育館の建設が進められました。
• - 1991年9月28日: 台風19号の影響で体育館が大きな被害を被るなど、自然災害にも見舞われました。
• - 1993年-1995年: コンピュータ室や調理室の改修工事が行われ、教育環境の近代化が進められました。

閉校とその後

• - 2011年3月31日: 荒川中学校と統合する形で閉校しました。その後、校舎は2013年に取り壊され、更地となっています。
• - 近年: 現在も青森市市民バスの「高田中学校前」停留所が残存していますが、学校自体はその歴史を閉じました。

中野坂中学校との関係

高田中学校に併合された中野坂中学校についても言及します。中野坂中学校は1947年に設立され、その翌年に高田中学校と統合されて閉校しました。このように、高田中学校はその長い歴史の中で多くの変遷を経験し、地域の教育機関としての役割を果たしてきました。

学区と出身著名人

この学校の学区には、野沢、小館、入内、高田、大谷、小畑沢が含まれていました。また、有名な出身者として新山千春さんがいることも地域の誇りとして知られています。

参考文献

青森市立高田中学校の歴史に関する詳細な情報は『新青森市史 別巻教育』などの資料から確認できます。教育の現状や歴史を知る上で、貴重な資料となるでしょう。また、青森県の中学校廃校一覧にはこの学校の情報も掲載されています。

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