青眼の白龍

青眼の白龍（ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン）

「青眼の白龍」は、高橋和希氏の漫画作品『遊☆戯☆王』に登場する、作中でも屈指の人気を誇るモンスターカードです。その美麗な姿と、高い攻撃力から、作品を象徴するカードとして、様々な派生作品にも登場しています。

概要

「青眼の白龍」は、週刊少年ジャンプで連載された漫画『遊戯王』において、初期から登場しました。原作では、その希少性と強大な力ゆえに、世界に数枚しか存在しない伝説のカードとして描かれています。
作者の高橋和希は、映画「ジョーズ」に影響を受け、そのサメのイメージが「青眼の白龍」のデザインに取り入れられたと語っています。

原作における「青眼の白龍」

原作では、初期からその希少性が強調されており、作中では世界に4枚しか存在しないとされています。そのうち1枚は、宿敵である海馬瀬人によって破り捨てられるという衝撃的な展開もありました。

物語が進むにつれて、「青眼の白龍」は単なるカードゲームのモンスターではなく、古代エジプトの精霊「白き龍」の化身であるという設定が追加されました。この設定により、「青眼の白龍」は物語の核心に深く関わる存在となります。

初登場時のカード名は「青眼の白竜」でしたが、後に「青眼の白龍」へと変更されました。

必殺技は「滅びの爆裂疾風弾（バーストストリーム）」であり、その破壊力は絶大です。

商品展開

「青眼の白龍」は、OCG（オフィシャルカードゲーム）や立体商品としても展開されています。

オフィシャルカードゲーム

1999年から展開されている遊☆戯☆王OCGでは、初期から登場し、現在に至るまで様々な関連カードが登場しています。
立体商品

グッドスマイルカンパニーからポリストーンスタチュー『アートワークシリーズ 青眼の白龍』が発売されています。

データ

英語名: Blue-Eyes White Dragon
分類: 通常モンスター
レベル: 8
属性: 光
種族: ドラゴン族
攻撃力: 3000
守備力: 2500

使用者

「青眼の白龍」の主な使用者として、海馬瀬人が挙げられます。海馬にとって「青眼の白龍」は、デッキの切り札であり、彼の象徴とも言える存在です。

海馬は、武藤遊戯の祖父である武藤双六が所有していた「青眼の白龍」に執着し、強引な手段で入手しようとします。双六から入手できなかった海馬は、アメリカ、ドイツ、香港のコレクターから残りの3枚を買い集めました。海馬は「青眼の白龍」に並々ならぬ執着を見せ、そのカードを自身の魂とさえ語っています。

アニメ版では、海馬と弟のモクバの絆の象徴としても描かれており、兄弟にとって特別な存在であることが強調されています。

三千年前の因縁

「青眼の白龍」には、三千年前からの深い因縁が存在します。その正体は、古代エジプトの神官セトに仕えていた少女キサラが宿していた精霊でした。キサラはセトを庇って命を落とし、その魂はセトを守る「青眼の白龍」へと姿を変えたのです。

関連カード

「青眼の白龍」には、数多くの関連カードが存在します。融合モンスター、儀式モンスター、シンクロモンスターなど、様々な種類のカードが存在し、「青眼の白龍」を中心としたデッキを構築することができます。

青眼の究極竜（ブルーアイズ・アルティメットドラゴン）
白竜の聖騎士（ナイト・オブ・ホワイトドラゴン）
青眼の光龍（ブルーアイズ・シャイニングドラゴン）
ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン
Sin 青眼の白龍（シン ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン）
青眼の亜白龍（ブルーアイズ・オルタナティブ・ホワイト・ドラゴン）
真青眼の究極竜（ネオ・ブルーアイズ・アルティメットドラゴン）
ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン
ディープアイズ・ホワイト・ドラゴン

これらのカードは、「青眼の白龍」の物語や世界観をさらに深く掘り下げる要素となっています。

まとめ

「青眼の白龍」は、遊戯王シリーズを代表するモンスターであり、その人気は衰えることを知りません。美しい姿、高い攻撃力、そして物語性。それら全てが合わさり、「青眼の白龍」は多くのファンを魅了し続けています。今後も様々な展開が期待される、まさに伝説のカードと言えるでしょう。

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