青羽美代子

青羽 美代子（あおば みよこ）

青羽美代子は1961年9月2日生まれの日本の女性声優で、本名は工藤美代子です。エイトプロモーションに所属している彼女は、かつて青二プロダクションにも在籍していました。彼女は声優として、アニメ作品の脇役を中心に多くのキャラクターを演じてきたことで知られています。

経歴と私生活

彼女は劇団がらくた工房付属の養成所の第2期生出身です。声優としての活動の他に、私生活では歌手の井沢八郎と1993年に結婚し、2007年の井沢の逝去まで共に過ごしました。この結婚は、彼女の人生において大きな意味を持っており、井沢との生活から多くの影響を受けてきたことでしょう。彼女の著書『素顔の井沢八郎とともに』（文芸社）では、夫との思い出や生活についても語られています。

声優活動

青羽美代子は、1985年に放送されたアニメ『ダーティペア』でスチュワーデスの役でデビューしました。これ以降、彼女は数多くのテレビアニメに登場しています。注目すべきは1987年から1988年にかけて出演した『仮面の忍者 赤影』や、1989年から1993年にかけて声を当てた『キテレツ大百科』での多様なキャラクターの声です。また、『ドラゴンクエスト』シリーズではチチ役を演じ、その名声を広めました。

1990年代に入ると、『美少女戦士セーラームーン』の母親役や『ゲッターロボ號』など、数々の名作に携わっています。特に1993年の『蒼き伝説シュート!』の白石響子役での芝居は高く評価されています。彼女の声は多彩で、様々なキャラクターに命を吹き込む力を持っています。

劇場アニメやOVA、ゲームにも

青羽美代子はテレビアニメに留まらず、劇場アニメやOVAにも出演しています。1988年の『ビックリマン 無縁ゾーンの秘宝』や、1992年の『三国志 第一部・英雄たちの夜明け』など、劇場作品でも彼女の声を楽しむことができます。さらには、ゲームも手掛けており、1991年にリリースされた『CAL II』や、1996年の『エターナルメロディ』など、多くのゲームに声を提供しています。

吹き替えと舞台

吹き替えにも時折挑戦し、映画『愛と哀しみの旅路』のソフト版ではジョイス・カワムラ役を務めました。舞台にも出演し、1988年の「絵本昔話狐嫁入」ではツルの声を担当しています。

まとめ

青羽美代子は、彼女自身の多才さを武器に、多くの作品に名を刻んできました。私生活では井沢八郎との暖かい結びつきを持ちながら、声優としても多くの人々に愛されるキャラクターを提供し続けています。彼女の声は、多くのアニメやゲームファンにとってかけがえのない存在です。その活動は、これからも多くの人々に感動を与え続けることでしょう。

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