静岡市清水庵原球場

静岡市清水庵原球場

静岡市清水庵原球場（しずおかししみずいはらきゅうじょう）は、静岡県静岡市清水区にある野球専用のスタジアムです。この球場は静岡市が所有し、公益財団法人静岡市まちづくり公社がその運営管理を行っています。特に注目すべきは、命名権を取得したいなば食品のペット用おやつブランドに由来する愛称「ちゅ〜るスタジアム清水」や、通称「ちゅ〜るスタ」として親しまれています。

歴史的背景

清水区にはこれまで市営の野球場が存在しなかったため、新たに球場を整備する計画が始まりました。駿河区の草薙球場は県営であり、静岡市が所有するものではないため、この地域内にアマチュア公式戦を開催できる球場を設けることが急務となりました。当初は30,000人収容のプロ野球を行える本格的なスタジアムの構想もありましたが、最終的には10,000人収容に縮小され、2005年春に完成に至りました。

この球場は2005年7月17日に全国高等学校野球選手権大会静岡県大会の試合を初めて行い、その後はイースタン・リーグの公式戦も開催されました。2023年9月、日本野球機構（NPB）から新たに設立されたプロ野球球団「くふうハヤテベンチャーズ静岡」が二軍の本拠地として同球場を使用することが決定され、静岡市はそれに向けて大規模な改修工事を進める方針です。2024年には本球場で春季教育リーグも予定されています。

施設の概要

清水庵原球場の特徴として、グラウンド面積や内外野の芝生の種類などが挙げられます。具体的には、内野はクレー舗装、外野は天然芝が使用されています。収容人数は10,000人で、内野席4,000人（その中に車椅子専用の席8席があります）、外野席6,000人の構成です。スコアボードは磁気反転式、照明設備は6基の照明塔を備えています。観客にとって快適な観戦環境が整えられています。

アクセス方法

球場へのアクセスは、公共交通機関を利用することが一般的です。静岡鉄道の「清水庵原球場入口」停留所から徒歩約3分、またはJR東海道線の清水駅から241系統または244系統のバスで約20分程度です。今後、2024年からは試合開催に合わせて清水駅東口発着の無料シャトルバスが運行される予定です。自動車でのアクセスも可能で、清水いはらICからは車で約2分。駐車場の台数は600台ですが、収容人数に対して不足する可能性があるため、周辺で臨時駐車場の確保が進められています。

このように、静岡市清水庵原球場は地域に新しいスポーツの場を提供し、今後ますますの発展が期待されています。

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