静岡県富士水泳場

静岡県富士水泳場について

静岡県富士水泳場は、静岡県富士市の大淵にある水泳施設で、2002年にオープンしました。この水泳場は、競技大会やレクリエーション活動に対応したプールを備えており、市民や競技者から多くの支持を得ています。

概要

水泳場は、2003年に開催された「NEW!!わかふじ国体」に向けて建設されました。開業以来、運営は静岡ビル保善株式会社が指定管理者として担当しており、地域のスポーツ振興や利用者のニーズに応えるために努力しています。

2013年7月15日には、屋内プールの天井板が落下する事故が発生しましたが、事故当時、施設は無人であったため、人的被害はありませんでした。この影響で屋内プールは当面の間営業休止となりました。実は、この水泳場の天井は、2010年に問題が発生した静岡県立水泳場と同じ吊り天井構造でありながら、素材は異なるものでした。

事故後、施設は2018年に国際的なイベント「FINA飛込ワールドシリーズ」を開催するなど復活を遂げ、競技者と観客にとって貴重な場として再評価されています。また、建築業界でも高く評価され、2004年には第45回BCS賞を受賞しています。

施設内容

静岡県富士水泳場は、以下の主な施設を有しています。

競泳プール

競泳プールのサイズは50メートル×25メートルで、日本水泳連盟に公認されています。プールは、長水路の場合には10コースを提供し、短水路の場合は2面で10コースが利用可能です。深さは最深部で3メートルまで調整可能で、一般開放時には通常1.2メートルで設定されています。

飛込プール

飛込プールは、25メートル×25メートルのサイズで、日本水泳連盟の認可を受けた施設です。このプールも可動床が備わっており、0メートルから5メートルの深さに調整できます。一般開放時は、子供向けプールとして水深0.9メートルに設定される時間と、飛込可能な水深5メートルに設定される時間があります。飛込は、団体や教室に所属し、許可証（カード）を持つ者に限定されています。観客席は、メインプールと共通で使用されています。

トレーニングルーム

利用者が競技力を向上させるためのトレーニングルームも整備されています。

アクセス

水泳場へのアクセスは、東名高速道路の富士ICから車で約10分の距離にあり、便利な立地です。

このように、静岡県富士水泳場は地域に根差した重要なスポーツ施設です。施設の運営を通じて、利用者の期待に応えるための努力が続けられています。

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