順みつき

順 みつきの素晴らしい軌跡

順みつき（じゅん みつき）は、1948年3月4日に兵庫県伊丹市で誕生し、2018年4月17日に70歳でこの世を去った日本の女優であり、宝塚歌劇団の元花組トップスターです。彼女の本名は光木千枝子（みつきちえこ）であり、愛称の「ミッキー」は芸名にも影響を与えています。彼女のスタートは、1966年に宝塚音楽学校に入学したことから始まり、1968年には宝塚歌劇団に入団し、初舞台の際には59人中11位という成績を収めました。

宝塚での華やかなキャリア

彼女は、1969年に雪組に配属され、1975年には星組に異動、その後月組、花組と、数多くの組で活躍しました。特に、1976年に『ベルサイユのばらIII』でオスカル役を演じたことで、その名は広まりました。また、月組時代には『風と共に去りぬ』でスカーレット・オハラという印象深い役に挑戦し、数々の名作に出演しました。1980年には自身のリサイタル『I LOVE MUSIC』を開催し、1983年には単独でトップを務めるなど、彼女の才能は広く認められました。

退団後も舞台での活躍を続け、女優としてさまざまな役を演じながら人生を謳歌しました。彼女の演技は、観客に強い印象を与え、舞台を彩りました。1982年には菊田一夫演劇賞を受賞し、その評価は確固たるものとなります。

映像作品への進出

順みつきは、舞台だけでなくテレビドラマや映画でも幅広く活動しました。1984年から1985年にかけて放送された『気分は名探偵』では、マリー池田役として注目を集め、その後も『銀河テレビ小説・わが歌ブギウギ』や『暴れん坊将軍III』など多くの作品に出演しました。また、実況LPなどのディスコグラフィーも手がけ、音楽活動にも力を入れていました。

最後の時まで

順みつきは、2018年に胃がんにより77歳で死去するまで、彼女自身のキャリアを全うしました。その生涯は、宝塚歌劇団での華やかなスタートから、女優としての多彩な活動まで、多くの人に感動を与えるものでした。演技力や表現力に秀でた彼女は、宝塚ファンのみならず広く愛された偉大な存在でした。

彼女の足跡は今も残り、後進たちにとっての模範となることは間違いありません。今後も順みつきの功績が忘れられることはないでしょう。

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