首藤義勝

首藤義勝（しゅとう よしかつ）は、1989年2月19日生まれの日本のミュージシャンです。埼玉県狭山市出身で、血液型はA型。ロックバンドKEYTALKと、かつて活動していたthe cabsのメンバーとして知られています。彼の主な担当楽器はベースですが、ボーカルも務めており、多才な音楽家として活躍しています。ソロプロジェクトでは「千也茶丸（せんやちゃまる）」という名義で活動を展開しています。

音楽活動の始まり

首藤が楽器を始めたのは中学2年生の頃です。最初はギターに挑戦しましたが、挫折し、ベースを手に取りました。当時、野球部の友人たちとバンドを結成し、スピッツやMr.Childrenなどの楽曲をコピーしていました。高校2年生の時、埼玉県内のライブハウスで小野と出会い、彼のバンド・realのライブに誘われたことがきっかけで、サポートベーシストとして加入することになります。高校卒業後は、音楽専門学校でレコーディング・エンジニアリングを学び、音楽への知識を深めました。

KEYTALKでの活動

KEYTALK結成当初、首藤はボーカル担当ではありませんでした。しかし、メンバーの寺中友将がレコーディング中に声帯ポリープを発症したことと、当時、首藤がthe cabsでボーカルを担当していたことがきっかけで、ボーカルも兼任することになりました。この出来事が、バンドの音楽性に大きな影響を与えました。

the cabsでの活動とソロ活動

首藤は、the cabsのメンバーとしても活動していましたが、2013年にメンバーの高橋國光が失踪したことでバンドは解散しました。2015年頃からはDJ PASSIONとしてDJ活動も行っています。2023年3月には、ソロプロジェクトである千也茶丸名義で配信限定シングル「なんとなく」をリリースし、ソロデビューを果たしました。ソロ活動時のライブでは、主にギターの弾き語りを行っています。同年5月には「ネオン」を配信リリースし、Virgin Musicからメジャーデビューを飾りました。

活動休止と脱退、そして再始動

2024年6月24日、首藤は体調不良のため、一時的に活動を休止することを発表しました。さらに7月13日には、自身のX（旧Twitter）でKEYTALKを脱退する意思を表明しましたが、これはバンドからの公式な発表ではありませんでした。しかし、10月18日には、千也茶丸のオフィシャルサイト、公式X、公式Instagramを開設し、ファンクラブも設立。ソロ活動への意欲を見せました。2025年1月9日には、the cabsの再結成と活動再開が発表され、ファンを驚かせました。

楽曲提供

首藤は、自身の活動だけでなく、他のアーティストへの楽曲提供も積極的に行っています。提供した主な楽曲は以下の通りです。

私立恵比寿中学「MISSION SURVIVOR」 (作詞・作曲)
夢みるアドレセンス「ファンタスティックパレード」(作詞・作曲)
浦島坂田船「ギャラクシー」「決戦前夜」「ファイティンサマーカーニバル」「ジャックオーランタン」「SAKURA FUBUKI」(作詞・作曲)
志麻「FEATURE COLORS」「ジャマイカ・ジョー」(作詞・作曲)
VOYZ BOY「PRETTY SPIDER」(作詞・作曲)
センラ「絡メル」(作詞・作曲)
ROF-MAO「I wanna! You wanna!」(作詞・作曲・編曲)
Appare!「Wai Wai ダンスフィーバー」(作詞・作曲・編曲)
みゆはん「真夏の陽が刺した」(編曲)
chuLa「タランちゅら」「シンガロング・ワールド」(作詞・作曲)
バンドじゃないもん!MAXX NAKAYOSHI「SARABADANCE」(作詞・作曲・編曲)
Payrin's「存在証明」「ゼログラビティ」(作詞・作曲・編曲)
タノシイチキュウ「ムテキノチキュウ!」(作詞・作曲)
GANG PARADE「パショギラ」(作詞・作曲・編曲)
* First Fl∞r「Mirror Ball」(作詞・作曲)

これらの楽曲提供からも、首藤の音楽的才能の幅広さが伺えます。

ディスコグラフィ

ソロプロジェクト・千也茶丸名義での配信限定シングルをリリースしています。

まとめ

首藤義勝は、ロックバンドのメンバーとしてだけでなく、ソロアーティスト、楽曲提供者として、幅広い音楽活動を展開しています。彼の今後の活躍から目が離せません。

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