香芝市議会

香芝市議会（かしばしぎかい）

香芝市議会は、奈良県香芝市の意思決定機関として、市民の代表である議員によって構成されています。

概要

定数: 16人
任期: 4年
議長: 川田裕（無所属）
副議長: 下村佳史（自由民主党）

委員会

市民生活に関わる様々な課題について、専門的な調査や審議を行うため、複数の委員会が設置されています。

常任委員会

総務建設委員会：市の行政全般、都市計画、建設などに関わる事項を審議します。
福祉教育委員会：社会福祉、保健、教育などに関わる事項を審議します。
議会運営委員会：議会の運営、議事日程、会議規則などに関わる事項を審議します。

特別委員会

特定の課題について、集中的に調査・審議を行うため、必要に応じて特別委員会が設置されます。

香芝市議会改革推進調査特別委員会
香芝市議会新型コロナウイルス感染症対策調査特別委員会
香芝市議会倫理調査特別委員会
決算特別委員会
懲罰特別委員会

会派

所属政党や主義主張を同じくする議員が集まり、政策立案や議会活動を行うためのグループです。（2022年4月26日現在）

問題・騒動

近年、香芝市議会では、以下のような問題や騒動が発生しています。

公共施設への喫煙所新設問題

2018年4月に「香芝市受動喫煙防止条例」が施行され、市の公共施設は敷地内禁煙となりました。しかし、2021年12月の定例会において、議員が公共施設への喫煙所の新設を求める決議を発議し、賛成多数で可決されました。この決定に対し、市民団体が反対署名活動を行い、市長に署名が提出されました。市長は受動喫煙防止条例の発議者であったため、苦慮する場面も見られました。

議員への懲罰問題

2021年12月の委員会において、議長が議員の窓口同行禁止について説明した際、議員が「議員に対する圧力と感じた」「パワハラのように聞こえた」と発言しました。一部議員はこれらの発言を問題視し、発言した議員に対し懲罰動議を発議しました。懲罰として議場での陳謝文朗読が求められましたが、議員が拒否したため、最終的に「8日間の出席停止」の懲罰が決定されました。この決定に対し、議員は処分の差し止めを求めて提訴し、裁判所は議会側の処分仮差し止めを命じる決定を下しました。

王寺町との対立

香芝市と王寺町は、共同で運営するごみ処理施設「美濃園」の費用負担を巡って対立しています。王寺町は奈良県に対し紛争処理の申し立てを行うなど、対立が深刻化しています。2022年3月の臨時議会では、議員同士の意見対立が激化し、警察官が仲裁に入る騒ぎとなりました。その結果、議会は会期を延期することとなりました。

主な香芝市議会議員出身者

福岡憲宏 - 前香芝市長

関連項目

分権の会 - かつて香芝市で活動していた地域政党。

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