高岡信用金庫

高岡信用金庫について

高岡信用金庫（たかおかしんようきんこ、英：Takaoka Shinkin Bank）は、富山県高岡市に本店を置く信用金庫です。通称は「たかしん」として親しまれています。地域経済の発展に寄与することを目指し、さまざまな金融サービスを提供しています。

沿革

高岡信用金庫は、1923年3月に高岡信用組合として創業されました。その後、1951年に高岡信用金庫へと改組し、地域の金融機関としての地位を確立しました。2004年には福光信用金庫の高岡市内にある2店舗を譲り受け、基盤をさらに強化しました。2017年5月には新本店を完成させ、サービスの向上に努めています。2019年2月21日には本店で初めて商談会を開催し、新しいビジネスの創出に寄与しています。

ATMサービス

高岡信用金庫は、北陸地方の3県（富山県、石川県、福井県）に本店を構える信用金庫との提携により、ATM利用に関する便利なサービスを提供しています。特に、提携先のカードを使用する場合、ATM利用時間に関わらず、入出金手数料が終日無料となります。また、北陸3県以外の信用金庫のカードでも、平日の朝8時45分から午後6時までの入出金や、土曜日の午前9時から午後2時までの出金に関しては手数料が無料で利用できるため、多くの利用者に喜ばれています。

不祥事

しかしながら、信用金庫は常に順風満帆というわけではありません。2018年6月2日には、当時の理事長が高岡市内での飲酒運転により逮捕され、翌日に釈放されました。この事態を受けて、理事長は6月4日付で辞任し、組織としての責任を果たしました。金融機関として信頼を失わないために、この出来事は今後の改善への糧とされています。

高峰譲吉記念館

高岡信用金庫の本店別館内には、高峰譲吉記念館があり、高峰譲吉の功績を紹介しています。このコーナーは、隣接する高峰公園からもアクセスが可能であり、高峰譲吉の生誕地であることから2017年12月1日に開設されました。高峰譲吉は、タカジアスターゼの発明者であり、アドレナリンの発見者として知られています。この記念館では、彼の業績に触れつつ地域の歴史にも思いをはせることができます。

結論

高岡信用金庫は、地域社会に密着した金融サービスを提供するとともに、信頼回復に向けた取り組みや地域の文化の発信も行っています。今後も地域の皆様に愛される存在であり続けるため、努力を重ねていくことでしょう。

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