鳥取県西部広域行政管理組合

鳥取県西部広域行政管理組合：地域社会を支える広域連携の取り組み

鳥取県西部地域に位置する米子市、境港市、日吉津村、大山町、南部町、伯耆町、日南町、日野町、江府町の2市6町1村は、広域的な課題解決と効率的な行政運営のため、鳥取県西部広域行政管理組合を設立しました。この組合は、地域住民の生活基盤を支える重要な役割を担っています。

組合の主な業務

鳥取県西部広域行政管理組合は、地域住民の生活の質向上と地域社会の発展に貢献するため、多岐にわたる業務を展開しています。主な業務内容としては以下が挙げられます。

地域振興: 西部地域の活性化に向けた広域的な計画策定や施策の推進など、地域社会の発展に貢献する取り組みを行っています。
ごみ処理: 清掃工場や最終処分場の設置・運営を通じて、地域環境の保全に努めています。効率的なごみ処理システムの構築と、リサイクル推進など、環境問題への取り組みも積極的です。
し尿処理: 白浜浄化場と米子浄化場を運営し、衛生的なし尿処理を行い、地域住民の健康を守っています。
火葬場運営: 桜の苑火葬場を運営することで、地域住民の弔いの場を提供しています。
消防業務: 鳥取県西部消防局を運営し、地域住民の生命と財産を守るための消防防災活動を行っています。高度な救助技術を持つ高度救助隊も配置され、大規模災害への対応体制も整備されています。
介護保険事務: 介護保険に関する事務手続きを行い、高齢者の生活支援体制の整備に貢献しています。

組合の組織と運営

組合の運営は、議会、執行機関、教育委員会などによって行われています。議会は関係市町村の議員から互選された16名で構成され、執行機関は管理者（米子市長）、副管理者、会計管理者、監査委員などで構成されています。多くの職員が各部署で業務に従事し、地域住民へのサービス提供に尽力しています。

特に消防局は、4つの消防署と4つの出張所を配置し、迅速な災害対応体制を構築しています。高度救助隊「スーパーレスキュー皆生」の設置など、高度な防災対策にも取り組んでいます。過去の震災への対応実績もあり、地域住民の安全・安心を確保する上で重要な役割を担っています。

組合の歴史

組合は1971年に鳥取県西部広域市町村圏協議会として設立され、1972年には鳥取県西部広域行政管理組合に改組されました。以来、地域住民のニーズに対応しながら、業務内容の拡充を図ってきました。2006年には事務局を米子市淀江支所に移転し、より効率的な行政運営を目指しています。

組合の将来

鳥取県西部広域行政管理組合は、今後も地域住民の生活向上と地域社会の発展に貢献するため、様々な課題に積極的に取り組み、より質の高い行政サービスの提供を目指していきます。人口減少や高齢化といった課題への対応、環境問題への取り組みなど、今後の取り組みが注目されます。

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