鶴見緑地駅

鶴見緑地駅について

鶴見緑地駅（つるみりょくちえき）は、大阪市鶴見区の緑地公園近くに所在し、大阪市高速電気軌道の長堀鶴見緑地線の駅です。この駅は、1990年にこの地域の花と緑がテーマの博覧会「花の万博」に合わせて開業された終着駅であり、歴史ある駅の一つです。駅番号はN26で、地元の人々にとって重要な交通拠点となっています。

駅の歴史

鶴見緑地駅は1990年3月20日に開業されました。当初は長堀鶴見緑地線の終着駅であったため、駅周辺には国際花と緑の博覧会への観光客が多く訪れました。1997年には、長堀鶴見緑地線がこちらから門真南まで延伸され、現在は途中駅の役割を果たしています。

また、2010年には自動改札機の数が削減され、2011年に可動式ホーム柵が導入されるなど、駅の利便性が向上しました。2018年4月には、大阪市交通局が民営化され、大阪市高速電気軌道が運営を引き継ぎました。

駅の構造

鶴見緑地駅は、島式ホームを有し、1面2線の設計となっています。駅舎は掘割に位置し、地下にはホームが広がっています。改札口は1つで、正面には鶴見緑地に通じる大きな出入口と「サンクンガーデン」と呼ばれる駅前広場があります。この広場は地元の人々にとって憩いの場でもあり、駅の中心的な役割を果たしています。

駅のデザインテーマ

この駅のデザインテーマは「チューリップ」であり、コンコースには美しいチューリップのモザイク壁画が飾られています。チューリップは鶴見区の区花であり、花博のシンボルともなっていました。また、花博の公式マスコットである「花ずきんちゃん」が描かれており、訪れる人々に親しまれています。

利用状況

2020年11月10日のデータによれば、鶴見緑地駅の1日あたりの乗客数は9,159人でした。この数字は、同線の駅の中では比較的少数で、松屋町駅に次ぐ利用者数となっています。これは、周辺の住環境や他の交通機関との連携に影響されています。

駅周辺情報

駅名の由来である「鶴見緑地」は、地元の広域公園であり、訪れる人々に自然が楽しめるスポットとして知られています。この地域は、花博の開催地ともなった歴史があり、多くの観光客が訪れます。また、駅周辺には鶴見検車場もあり、テニスコートなどの施設も整備されています。

バスの接続

駅の最寄りのバス停は「鶴見緑地」となり、京阪バスが複数の路線を運行しています。特に19号経路は京阪守口市駅行きで、地域の交通に重要な役割を果たしています。

特徴

この駅は第3回近畿の駅百選に選定されており、大阪市内で最も東に位置する鉄道駅でもあります。鶴見緑地駅は、地元住民のみならず観光客にとっても便利な交通拠点として、長年にわたり利用されています。

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