360°モンキーズ

360°モンキーズ：帝京魂とプロ野球愛が詰まったお笑いコンビ

360°モンキーズは、山内崇さんと杉浦双亮さんの二人からなる、かつて存在した日本のお笑いコンビです。1997年の結成から2018年の解散まで、独特の笑いを届けてきました。所属事務所は太田プロダクション。二人は帝京高校、帝京大学と、同じ学校を卒業した同級生という間柄です。

メンバー紹介

山内 崇（やまうち たかし）：ボケ担当。1975年10月11日生まれ。青森県出身で、高校から東京で育ちました。血液型はA型。帝京高校時代はサッカー部所属。意外なことに、野球部が甲子園に出場した際、応援団として甲子園球場を訪れた経験があります。2018年1月に芸能界を引退しました。
杉浦 双亮（すぎうら そうすけ）：ツッコミ担当。1976年2月8日生まれ。東京都八丈島出身。血液型はB型。帝京高校時代は野球部所属。ジモン軍団のメンバーとしても活動していました。独立リーグの四国アイランドリーグplusに投手として入団した経験も持ちます。2016年シーズン限りで引退、退団しています。

コンビ名の由来と二人の関係性

コンビ名は、スノーボード用語の「360（サブロク）」と、映画『12モンキーズ』を組み合わせたものです。帝京高校時代からの同級生である二人は、野球部とサッカー部という、とんねるずと全く同じ組み合わせでした。東尾理子さんも高校時代の同級生で、親交があったそうです。山内さんの父親は元海上自衛官、杉浦さんの実家は寺院で、父親は僧侶。杉浦さんは、芸能界でブレイクできなかった場合は、寺を継ぐことを父親から言われていたそうです。しかし、父親は初代住職であり、「人が生きていくには笑いが必要」という理念を持つ人物でもあったため、芸人としての活動を応援することもあったといいます。

杉浦さんは現役のプロ野球選手とも交流があり、選手のブログに紹介されたこともあります。また、ゴルフ好きとしても知られ、ベストスコアは79です。

解散の理由

2018年1月12日、ラジオ日本「60TRY部」にて、山内さんの芸能界引退に伴い、1月末をもってコンビを解散することを発表しました。

360°モンキーズのネタ

360°モンキーズは、主にショートコントを披露していました。コントの合間には「ワンツー、ズンズンザッ！」というフレーズを使用。ものまねやマニアックなゲーム、マンガのシーンを題材にしたコントも多く、全ての人が理解できるわけではない、独特の笑いを生み出していました。「先日の合コンでウケたギャグ」と称して、コンパの状況を模した一発ギャグも披露していました。

杉浦双亮のものまね

杉浦さんは、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「博士と助手〜細かすぎて伝わらないモノマネ選手権〜」の常連でした。全17回中、全てに出演した唯一の人物で、番組になくてはならない存在でした。

主なネタは、プロ野球で活躍した外国人選手の打席シーン。どの選手であっても、ほぼ必ずランディ・バースのヒッティングマーチを独特の歌い方で歌いながらモノマネをするのが特徴でした。他にも、場内アナウンスやネクストバッターズサークルのBGM、スローモーションの演出など、細部までこだわった芸風で、多くの視聴者を魅了しました。

山内さんも第8回から番組に参加、二人で「クロス落ち」などの新技を披露し、初優勝を果たしました。

ただし、ネタの中には、選手の実際のプレーとは異なる部分や、事実と異なる部分も含まれていました。例えば、選手の打席での状況や、球場名、選手間の対戦関係など、細かな点に間違いが含まれていたケースもありました。しかし、その独特の解釈と、細かいディテールへのこだわりが、かえって笑いを誘う要素となっていたと言えるでしょう。

テレビ出演など

360°モンキーズは、数多くのバラエティ番組に出演しました。代表的な番組としては、『爆笑オンエアバトル』、『とんねるずのみなさんのおかげでした』、『学校へ行こう!』などがあります。ドラマや映画にも出演しており、多方面で活躍していました。

まとめ

360°モンキーズは、独特の芸風と高い技術、そしてプロ野球への深い愛情で、多くのファンを魅了したお笑いコンビでした。彼らの残した笑いは、多くの人の記憶に刻まれていることでしょう。

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