"ONE OF PILLARS" 〜BEST OF CHIHIRO ONITSUKA 2000-2010〜

『ONE OF PILLARS』 〜BEST OF CHIHIRO ONITSUKA 2000-2010〜

鬼束ちひろの3枚目となるベストアルバム『ONE OF PILLARS』が2010年4月28日にリリースされました。この作品は、彼女のデビューから10年の集大成として位置づけられ、彼女自身の全楽曲の作詞・作曲を手掛けたものです。

このアルバムには、彼女の代表曲である「月光」をはじめ、その他の代表作や最新のシングル「陽炎」、さらに未発表の新曲「惑星の森」を含む全14曲が収められています。これは鬼束にとって、ユニバーサルシグマに移籍後初めてのベストアルバムであり、彼女が自ら関与した公式なベストアルバムでもあります。

タイトルの「ONE OF PILLARS」は、ギリシャ様式の神殿に見られる石柱を意味しており、彼女のインスピレーションから名付けられました。10周年を祝うこの作品には、デビューからこれまでの10年間の軌跡を振り返る「HISTORY OF CHIHIRO ONITSUKA」という特集がブックレットの後半に掲載されています。

収録曲の紹介

このアルバムには多くの人気曲が収録されており、以下にその一部を紹介します。

• - 月光（2ndシングル）：鬼束の代表曲の一つ。
• - 眩暈（4thシングル）：独特な歌声が印象的な楽曲。
• - infection（5thシングル）：感情のこもった歌詞が特徴。
• - 流星群（6thシングル）：彼女らしいメロディが美しい。
• - King of Solitude（3rdアルバム『Sugar High』収録曲）：彼女の音楽性を感じられる一曲。
• - Sign（7thシングル）：ファンからの支持を受けている楽曲。
• - 私とワルツを（10thシングル）：ダンスビートが印象的。
• - Rainman（11thシングルのカップリング）：隠れた名曲。
• - everyhome（12thシングル）：感傷的なバラード。
• - 蛍（14thシングル）：情景を思い描かせる美しい楽曲。
• - X（15thシングル）：力強いメッセージが込められている。
• - 惑星の森（新曲）：新たに編曲されたこの曲が本作で初披露。
• - 帰り路をなくして（16thシングル）：深い思索を誘う。
• - 陽炎（17thシングル）：このアルバムの中で特に印象的なシングル。

アーティストビジュアル

アルバムのアートワークには、前年に発表されたアルバム『DOROTHY』からの未公開の写真が使用されており、そのビジュアルはCDショップでの購入者特典として特製ポスターとして配布されました。これにより、ファンはアーティストの新たな一面に触れることができる機会を得ました。

総括

『ONE OF PILLARS』は、鬼束ちひろのキャリアの重要なステップを強調し、彼女の成熟した音楽性と深い詩的表現を鮮やかに示しています。このアルバムを通じて、彼女の音楽に対する思いと過去の10年間の成果を知ることができ、ファンにとって特別な一枚となっています。

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