(カミング・トゥゲザー・イン)カトマンズ

ゴダイゴの『カミング・トゥゲザー・イン・カトマンズ』とアルバム『KATHMANDU』の概要

1980年にリリースされたゴダイゴのシングル「カミング・トゥゲザー・イン・カトマンズ」は、同名のアルバム『KATHMANDU』の先行シングルとして注目されました。このシングルは、武田薬品の「ベンザ・エース」のCMソングに起用され、聴衆の間で大いに反響を呼びました。

シングルの特徴

シングルのジャケットはデザイナーの森島紘によって手がけられ、ヒマラヤの美しい写真が背景に使われています。上部には「カトマンズ」という文字が大きく描かれ、下部にはメンバーの写真が並び、シンプルながらも印象的なデザインとなっています。また、ジャケットの表面にはデーヴァナーガリー文字で「GODIEGO」と書かれています。

興味深いのは、ジャケットに掲載されているメンバー写真に、新たに加入した吉沢洋治が相応の位置を占めている点です。実際、シングルの表題曲におけるベースはスティーヴ・フォックスが担当していますが、彼がゴダイゴから脱退する前の最後の作品となっています。

このシングルには以下の2曲が収録されています：

• - (カミング・トゥゲザー・イン・)カトマンズ – 3:54
• - COMING TOGETHER IN KATHMANDU – 3:54

アルバム『KATHMANDU』の概要

アルバムのタイトルは『KATHMANDU』であり、サブタイトルには「シルクロードへ」とあります。このアルバムは、ゴダイゴが日本語の歌詞を収録した初めてのオリジナルアルバムでもあり、音楽性の新たな側面を聴かせてくれます。

その中でも特に注目すべきは、表題曲が収録されたことです。シングル版の曲とほぼ同様ですが、ミックスにおいて微妙な違いがあります。興味深いことに、このアルバムの音源は現在デジタル化されておらず、オリジナルのシングルが多くのリスナーに親しまれている状況です。

スティーヴ・フォックスが脱退した後は、代わりに吉沢洋治がベースを担当し、アルバムの他の曲においてその役割を引き継ぎました。ジャケットデザインも固められ、このアルバムの音は一新されました。

収録曲には、シングルの表題曲を含めた以下の楽曲が含まれています：
1. COMING TOGETHER IN KATHMANDU
2. WHEN I GET THERE
3. THE ROAD OF SILK AND SPICE
4. CARAVANSERAI
5. NAMASTE
6. LEIDI LAIDI
7. STONE DRY
8. IMAGES OF MYSTERY
9. WAVE GOOD-BYE

この中でも「NAMASTE」は後に日本語版としてシングルカットされ、大きな人気を集めました。また、アルバム収録の音源が他のコンピレーションやボックスセットにも登場するなど、様々な形で楽しまれています。特に「CHESTNUT TREE」という別歌詞バージョンの曲も収録され、リスナーには新しい体験を提供しました。

まとめ

『カミング・トゥゲザー・イン・カトマンズ』とアルバム『KATHMANDU』は、ゴダイゴの音楽的な冒険の一環として、多くのファンに愛されています。シングルとアルバムそれぞれが持つ独自の魅力によって、彼らの音楽がさらなる広がりを見せています。

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