“スポーツバラエティ”土曜デポルテ

スポーツバラエティ『土曜デポルテ』の概要

『土曜デポルテ』は、1971年4月10日から1975年3月29日まで放送された日本のスポーツバラエティ番組です。この番組は、TBSテレビおよびJNN系列各局で土曜日の朝に生放送され、スポーツやレジャーをテーマにした情報を提供していました。TBSテレビの放送では、東急百貨店がスポンサーとして名を連ねていましたが、関東や北海道に店舗展開をしていたため、他の地域でのスポンサーシップの詳細は明らかではありません。

放送時間は当初、7:20から8:15まででしたが、1972年4月に7:20から8:10に縮小されました。

番組の特徴と内容

この番組では、日本国内のさまざまなスポーツ事情に加え、世界各国のスポーツ情報も取り上げられていました。「世界のスポーツ」というコーナーでは、海外のスポーツ事情が詳しく紹介されることもあり、視聴者に新たな視点を提供していました。初回放送の主要企画には、「スポーツ紙立ち読み」や「相模湾メバル釣り」があり、スポーツの楽しさだけでなく、釣りを通じたレジャーの魅力も伝えられました。

特筆すべきは、スポーツだけでなく食事に関する企画も行われた点です。「食欲の秋・世界の食事あれこれ」というテーマでは、様々な国の料理が紹介され、観 viewers の食に対する関心を引き寄せました。これにより、視聴者はスポーツと食文化の両方を楽しむことができました。

出演者の顔ぶれ

「土曜デポルテ」には、多くの有名なTBSアナウンサーやタレントが出演していました。第1回に参加したのは、山本文郎、寺内大吉、毒蝮三太夫、渡辺謙太郎などで、特に「プロ野球開幕」企画においては多くのスポーツキャスターが登場しました。また、アシスタントとして1972年に出演した伊藤めぐみや、1974年から参加した岡本茉利の存在も重要でした。彼らは、番組を盛り上げるためにさまざまな役割を果たしました。

放送終了後の影響

『土曜デポルテ』は、1975年に放送終了しましたが、その後のスポーツ情報番組の先駆けともいえる存在でした。約44年後に放送された『東京VICTORY』という番組も、スポーツをテーマにした情報番組として、一定の評価を得ました。『東京VICTORY』は、水曜日に放送され、週末ではなくなりましたが、視聴者にスポーツの魅力を伝える番組形式において、『土曜デポルテ』の影響を色濃く受けたと言えます。

まとめ

『土曜デポルテ』は、単にスポーツを紹介するだけでなく、食文化やレジャーの側面にも焦点を当て、広範な情報を視聴者に届けた画期的な番組でした。視聴者に楽しさや新しい発見を提供したこの番組は、日本のテレビ界における重要な一歩となったのです。

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