岡本茉利

岡本 茉利（おかもと まり）

岡本茉利は、日本の著名な女優および声優であり、東京都出身で、現在は81プロデュースに所属しています。1954年に生まれ、彼女のキャリアは1961年に映画『喜劇・団地親分』でのデビューに始まります。その後、京都ポニー児童劇団に所属し、NHK大阪放送児童劇団を経て、浪漫劇場で活動を展開しました。1970年に東京に転居してからは、芸名を「岡本茉利」に改め、以後は主に東京で活動をしています。

1971年には『男はつらいよ』シリーズ第8作『寅次郎恋歌』で旅役者の娘・大空小百合役を演じ、以降、山田洋次監督の作品に多く出演するようになりました。また、声優としても活動を行い、1970年のアニメ『昆虫物語 みなしごハッチ』でゲスト陣の一員として声の活動を開始。初めてのレギュラーは、高校1年時にオーディションを勝ち抜いたアニメ『いなかっぺ大将』の大柿キク子役でした。

学歴と受賞歴

岡本は文化学院を卒業し、その後、オフィス・テブ、ぷろだくしょんバオバブ、マウスプロモーションといった各事務所を経て、現在は81プロデュースに所属しています。彼女は、2007年に宮崎県高原町のたかはるふるさと大使に任命され、2013年には第7回声優アワードで、他の著名な声優と共に「シナジー賞」を受賞しました。

声種と個人的な趣味

岡本茉利の声種はメゾソプラノであり、彼女はまた、一人っ子として育ちました。趣味や特技には花の写真を撮ること、日舞、そして殺陣が含まれています。

主な出演作品

岡本は、テレビドラマや映画、アニメなど多岐にわたるメディアで活動しています。以下は彼女が出演した主な作品です。

テレビドラマ

• - 連続テレビ小説 うず潮（1964年、NHK）
• - 愛の劇場 女の絶唱（1969年、TBS）
• - 鳩子の海（1974年、NHK連続テレビ小説）
• - 渡る世間は鬼ばかり（TBS）

映画

• - 男はつらいよ 寅次郎恋歌（1971年） - 大空小百合役
• - 幸福の黄色いハンカチ（1977年） - ラーメン屋の女の子役

テレビアニメ

• - いなかっぺ大将（キクちゃん）
• - 宇宙戦艦ヤマト2（テレサ）
• - ヤッターマン（第1作）（アイちゃん）

吹き替え

岡本は、多数の洋画にも声の吹き替えを担当しており、例えば『風と共に去りぬ』ではキャリーン・オハラ役の吹き替えを担当しました。また、テレビドラマやアニメにも多く出演しており、その活動は40年以上にわたっています。

岡本茉利は、多様な役柄を演じることで多くのファンに愛され続け、声優としての活躍も注目される女性です。彼女の名演技は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。

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