《あかずの扉》研究会シリーズ

《あかずの扉》研究会シリーズ

霧舎巧氏による推理小説シリーズ。
私立北澤大学に存在する、通称《あかずの扉》研究会。一癖も二癖もあるメンバーたちが、奇妙な館や孤島を訪れるたびに遭遇する、不可解な殺人事件に挑む物語。

シリーズ作品一覧

ドッペルゲンガー宮 《あかずの扉》研究会流氷館へ
カレイドスコープ島 《あかずの扉》研究会竹取島へ
ラグナロク洞 《あかずの扉》研究会影郎沼へ
マリオネット園 《あかずの扉》研究会首吊塔へ

主な登場人物

《あかずの扉》研究会

後動 悟（ごどう さとる）
研究会会長。濃い髭と四角い顔、眼鏡が特徴。卒業論文の資料集めのために研究会を創設。すでに大学を卒業しているが、今も会員として在籍。事件に関わることを避けるが、最終的には彼が謎を解き明かす。
鳴海 雄一郎（なるみ ゆういちろう）
自称「名探偵」。推理小説を愛する男。以前所属していた推理小説研究会が、旅行先での殺人事件によって解散したため、《あかずの扉》研究会に入会。オールバックにサングラス、ウィングチップの靴という出で立ちで、ハードボイルドを気取っている。後動に次ぐ推理力の持ち主で、彼とは強い信頼関係で結ばれている。
大前田 丈（おおまえだ じょう）
通称「ジョーマエ」。あらゆる鍵を開けることができる特技を持つ。小太りな体型で、建築学科の学生。意外な特技を次々と披露する。
森 咲枝（もり さきえ）
未来を予知するような霊感の持ち主。出会った人物の未来が断片的に見えることがあるが、その意味を理解することは難しい。
由井 広美（ゆい ひろみ）
通称ユイ。研究会の広報担当。大学付属校からの飛び級制度で入学した18歳。中学生時代にいじめられていたところを、家庭教師だった後動に助けられたことがきっかけで、研究会の最初のメンバーとなる。
二本松 翔（にほんまつ かける）
本作の語り手であり、書記担当。ユイに気に入られている。研究会で解決した事件を推理小説風にまとめている。実は20歳で大学に入学した一年生。過去の体験からペンネームを使用。

シリーズの特徴

個性的なキャラクター：
それぞれ特異な能力や個性を持つキャラクターたちが、事件の解決に貢献。
本格ミステリー：
緻密なトリックと論理的な推理が展開される本格ミステリー。
ユーモア：
シリアスな展開の中にも、ユーモアが散りばめられている。

関連作品

私立霧舎学園ミステリ白書シリーズ：
クロスオーバー要素のある同作者による作品。

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