あいきけんた

あいきけんた

1995年2月25日生まれ、北海道苫小牧市出身のものまねタレント、あいきけんた氏。ザゼンプロダクションに所属し、かつては「羽生ゆずれない」の芸名で活動していました。その個性的な経歴とパフォーマンスで注目を集めています。

アスリートとしての軌跡

あいき氏は、幼少期から父親の影響でアイスホッケーに打ち込みました。北海道の名門、駒澤大学附属苫小牧高等学校に進学し、在学中にはその実力が認められ、アイスホッケーU-18日本代表の主将を務めるほどになりました。高校卒業後、2013年には明治大学政治経済学部へと進学し、大学でもアイスホッケー部に所属して競技を続けました。弟の相木隼斗氏もまたアイスホッケー選手であり、地元のレッドイーグルス北海道で活躍しています。

ものまねへの転身

アイスホッケー部での活動中に、フィギュアスケートの羽生結弦選手に似ていると言われたことが、あいき氏がものまねの世界へ足を踏み入れるきっかけとなりました。これを機に、「羽生ゆずれない」という芸名でタレント活動を開始します。奇しくも、羽生結弦選手とは同学年にあたります。

2017年にはザゼンプロダクションに所属し、本格的に芸能活動を展開します。特に、羽生結弦選手が平昌オリンピックで金メダルを獲得した際には、そのそっくりぶりからメディアからのオファーが急増し、一躍注目を浴びることとなりました。

葛藤と変化、そして改名

メディア露出が増える中で、かつて羽生選手に対する思いを問われた際に「どーでもいい感じです（笑）」と答えていたことが取り沙汰されることもありました。しかし、近年では自身のSNSなどを通じて羽生選手への応援メッセージを送るなど、その態度の変化も見られます。一方で、元ザブングルの松尾陽介氏からは「悪い羽生」と評されたり、羽生選手のファンからものまねを否定的な意見を寄せられたりすることもあり、その活動は常に注目を集めてきました。

テレビ番組への出演に加え、東京・麻布十番にあるものまねショーパブ「リトモ ディ ブリブリブッスン」にも定期的に出演し、ライブパフォーマンスで観客を魅了しています。

2018年12月には、週刊誌に深夜の行動に関する記事が掲載されましたが、あいき氏本人は記事内容の一部を否定するコメントを出しています。

そして、2019年2月25日、自身の誕生日に、芸名を公募によって決定した本名のひらがな表記である「あいきけんた」に改名することを発表しました。新たな名前での活動をスタートさせたのです。

エピソード

ものまねタレントとしてのキャリアは、ルパン三世のものまねでフジテレビの『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』（2016年）に出演したことが大きな転機となりました。ルパン三世のものまねには特に力を入れており、現在の声優である栗田貫一氏からも公認を得ているほどのクオリティを誇ります。

また、2018年3月には、あいき氏が使用していたスケート靴がインターネットオークションに出品され、5万6000円もの高額で落札されたという珍しいエピソードもあります。

主な出演歴（テレビ）

ウチのガヤがすみません!（日本テレビ）
アッコにおまかせ!（TBSテレビ）
爆笑そっくりものまね紅白歌合戦スペシャル（フジテレビ）
架乃ゆらのLOVE昭和（エンタ!959）

主なものまねレパートリー

羽生結弦
郷ひろみ
瀬川瑛子
細川たかし
* ルパン三世

アイスホッケーで培った身体能力と、多彩なレパートリーで観客を沸かせるあいきけんた氏。そのユニークな経歴とキャラクターは、今後の活動からも目が離せません。

もう一度検索