あずまきよひこ

あずまきよひこ

あずまきよひこ（本名：東 清彦、1968年5月27日生まれ）は、兵庫県高砂市出身の日本の漫画家です。彼は男性で、よつばスタジオの社員としても知られています。主な作品には『あずまんが大王』や『よつばと！』があり、特にアニメ風のキャラクターたちが登場する、のんびりとした日常を描くスタイルが特徴です。『あずまんが大王』はテレビアニメ化もされ、多くのファンに愛されています。彼の自画像は、初期の『あずまんが』ではオヤジ魎皇鬼として描かれていますが、『あずまんが大王』の執筆以降はちよ父を使用しています。

経歴

あずまは小学生のころ、野球やスイミングに親しむスポーツ少年でしたが、中学3年生で友人の影響を受け、漫画やアニメに興味を持ち始めます。高校2年生で同人サークルに参加し、『うる星やつら』のパロディ作品を製作する中で、漫画に対する情熱が高まっていきました。当初アニメーターを目指して兵庫県立加古川東高等学校を卒業後、大阪芸術大学に進学しましたが、アニメへの熱意はすぐに冷め、中退しました。その後、美術系の専門学校で2年間学び、さらに神戸芸術工科大学の芸術工学部に進学しました。この大学では、遊んでばかりの日々を送ったと語っています。

卒業後、あずまは「A-ZONE」という個人誌で同人活動を開始し、続いて『セーラームーン』のパロディなどを描くようになります。漫画家を目指して投稿活動を始め、佳作を受賞したもののデビューには至らず、ゲームの原画やアンソロジーコミック、イラストなどで活動していました。2000年には東京都練馬区に、よつばスタジオを設立し、その後も精力的に漫画制作を行っています。

1999年、彼のキャリアは『月刊コミック電撃大王』に連載された『あずまんが大王』で一気に広がりました。この作品は日本のメディア芸術100選に選ばれるなど高い評価を得て、2003年からは新たに『よつばと！』を連載開始しました。この作品もまた、日常の描写が優れた評価を受けており、2020年時点でも連載が続いています。

プライベートと創作スタイル

あずまのプライベートについてはあまり語られることがありませんが、2011年のブログにおいては、気に入った子ども用の椅子を購入する際に「子どもがいない」ことから躊躇しているという一面を覗かせています。彼は自分のスタイルに対して、日常的な出来事や情景を温かく、時にはユーモラスに描くことを重視しています。

作品リスト

• - 漫画

- あずまんが大王（1999年 - 2002年）
- あずまんが大王 補習編（2009年）
- よつばと！（2003年 - 現在）

• - アンソロジー

- 4コマランドシリーズ、ゲーム関連の作品など多数

• - その他

- あずまんが（1998年） - 宣伝漫画やカットイラストの作品集

多岐にわたる作品活動を続けるあずまきよひこは、シンプルでありながら奥深い日常を描写する漫画家として、今なお多くの読者に支持されています。

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