あつかんDRAGON

あつかんDRAGONは、高知県を中心に活動を展開する日本のお笑いコンビです。ボケを担当する新城貴大（しんじょうたかひろ）と、ツッコミのおだちこと小田雄介（おだ ゆうすけ）の二人で構成され、合同会社ショープロジェクトに所属しています。コンビは2016年1月に結成されました。

コンビ名の由来と変遷

コンビ名「あつかんDRAGON」には特別な思いが込められています。「笑いの力で世界を温かく、そして熱くしたい」という願いから「心の熱燗」を意味する「あつかん」を、そして高知県の歴史に名を刻む坂本龍馬にちなみ「龍」から「DRAGON」を取り入れて名付けられました。結成当初は「熱燗ドラゴン」という漢字表記でしたが、2019年5月より現在のカタカナ表記である「あつかんDRAGON」へと改称しています。

メンバー紹介

ツッコミのおだち、本名・小田雄介は1990年4月23日生まれ、長崎県対馬市出身です。高知大学の理学部を卒業しました。身長172cm、体重90kg、血液型はB型。彼の大きな特徴の一つとして、顔が一般的なサイズより一回り大きく、市販のヘルメットが合いにくいというエピソードがあります。独身です。おだちは多才で、剣道三段、少林寺拳法準拳士初段、さらには土佐酒アドバイザーといった資格を所持しています。特技はフリーザ様のモノマネですが、カニとエビのアレルギーを持っています。

ボケ担当の新城貴大は1993年1月8日生まれ、沖縄県読谷村の出身です。高知大学の文学部を卒業しました。身長167cm、体重60kg、血液型はB型です。ゲームが非常に好きで、2019年にはe-sportsのウィニングイレブン部門で高知国体での優勝を果たしています。また、沖縄空手むらさき帯や土佐酒アドバイザーの資格も取得しています。

結成の経緯

小田と新城の出会いは、二人とも県外から高知大学に進学し、生活していた男子寮「南溟寮」でのことでした。当時は先輩と後輩という関係でしたが、当初は特別深い関わりがあったわけではなかったといいます。しかし、次第に小田が新城の人柄に惹かれ、二人は親しくなっていきました。在学中に小田が新城にコンビ結成を提案しましたが、新城はこの時一度断っています。転機が訪れたのは、小田が大学を卒業した後でした。二人の共通の後輩の結婚式で、急遽コンビを組んで余興を披露したところ、参列者から予想以上の好評を得ることができました。この経験が二人の背中を押し、2016年1月にお笑いコンビ「熱燗ドラゴン」（当時）として正式に活動を開始することを決めました。コンビ結成時、新城はまだ大学に在籍中でした。

主な活動内容

あつかんDRAGONは、高知県を拠点にテレビ、ラジオ、イベントなど多岐にわたる分野で活躍しています。テレビ番組では、KUTVの「情報パレット からふる」や「あさコレ！」で中継リポーターやコーナー担当を務め、過去には「爆遊!!山ちゃんツーリスト」や「テレっちのたまご」でもリポーターとして出演していました。ラジオでは、FM高知でレギュラー番組「熱燗はちんちんまけまけ」のパーソナリティを担当し、軽快なトークを届けています。また、地元企業のテレビCMにも起用されており、日産サティオ高知やワークウェイのCMに出演経験があります。

イベント出演も非常に多く、特に地元である日高村でのイベント（小村神社前マルシェ、ひなまつりグルメフェス、メシふぇす）ではMCを務めるなど、地域に根ざした活動を行っています。土佐酒アドバイザーの資格を活かし、酒に関するイベントにも携わることがあります。その他、イオンモール高知での新春福袋ラジオMC、土佐学生よさこい大会への出演、テレビ高知健康マラソンでのリポートラン、拉麺戦国時代ラーメンフェスティバルやごめん・なはり線イベントでのMC・出演など、高知県内の様々な催しで観客を楽しませています。地域情報誌「月刊こじゃんと」でのリポート経験もあり、高知県のエンターテイメントシーンに欠かせない存在となっています。

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