あの町この町評判家族

あの町この町評判家族

『あの町この町評判家族』（あのまちこのまちひょうばんかぞく）は、1975年4月5日から同年9月27日まで、日本テレビ系列局で毎週土曜日の19時00分から19時30分（日本標準時）に放送されていたバラエティ番組です。この番組は読売テレビが企画・制作を手がけました。

番組の内容

番組の大きな特徴は、日本全国から様々な「評判家族」や「ユニークな家族」をスタジオに招き、彼らの普段の生活の様子や家族ならではのエピソードを紹介したり、持つ特技を披露してもらったりする点にありました。一口に家族と言っても、その背景や生活スタイルは様々であり、当時の日本の多様な家族像を垣間見ることができる企画でした。

前番組との関連性

この番組は、同じ放送枠で直前に放送されていた『おや!おや?親子』の後継にあたります。『おや!おや?親子』が特定の「親子」の関係性やエピソードに焦点を当てていたのに対し、『あの町この町評判家族』ではテーマを「家族」全体へと広げました。これにより、夫婦、兄弟姉妹、祖父母を含めた多世代、あるいは特定の血縁関係にとどまらない多様な形の家族が登場しやすくなり、より幅広い人間模様を取り上げることが可能になりました。

また、番組の提供スポンサーも前番組から引き継がれ、加美乃素本社が一社提供を務めていました。一社提供番組は当時のテレビにおいて多く見られた形態の一つであり、特定の企業のカラーが番組内容に反映されることもありました。

司会

番組の進行役は、当時絶大な人気を誇っていた漫才コンビ、横山やすしと西川きよしが務めました。彼らは前番組『おや!おや?親子』でも司会を担当しており、その軽妙でテンポの良いトークと、ゲストである家族から自然な話を引き出す巧みな手腕で、番組を盛り上げました。やすし・きよしコンビは、お茶の間の人気者として、多くの視聴者に親しまれていました。

放送期間

1975年4月5日にスタートした『あの町この町評判家族』は、同年9月27日まで、約半年間の放送期間でした。30分番組という形式も、当時のバラエティ番組では一般的なものでした。

当時のテレビ番組制作の資料としては、読売新聞の縮刷版などが参考とされています。

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