あやとり (美空ひばりの曲)

美空ひばりのシングル『あやとり』は、1976年11月10日に日本コロムビアから発売されました。

この楽曲は、作詞を阿久悠、作曲・編曲を森田公一が担当しています。A面曲の『あやとり』は、阿久悠がスポーツニッポンで連載していたコラム「実戦的作詞講座」で入選した作品を原案として作詞されました。美空ひばりが阿久悠の作品を歌うのは、1971年発売の『旅人』以来のことです。

阿久悠は後にパーティ会場で初めて美空ひばりと対面しましたが、『あやとり』はそれ以前の作品です。阿久悠は美空ひばりと同世代ですが、少年時代に天才少女歌手として活躍する彼女を強く意識し、畏敬の念を抱いていました。阿久悠が自ら定めた「作詞家憲法」の第1条には、「美空ひばりによって完成したと思える流行歌の本道と、違う道はないものであろうか。」と記されています。このことから、阿久悠が美空ひばりの楽曲とは異なる方向性を模索していたことが伺えます。この「作詞家憲法」は、阿久悠の母校である明治大学駿河台キャンパスの「阿久悠記念館」で展示されています。

『あやとり』は、1977年4月17日にNHKで放映された「ビッグショー〜わが歌は永遠に語らん」で、『悲しい酒』や『人生一路』といった名曲と共に披露されました。

収録曲は以下の通りです。

1. あやとり
2. 晩秋平野

両曲とも、作詞は阿久悠、作曲・編曲は森田公一が担当しています。

このシングルは、1976年の音楽シーンを彩る作品の一つとして、現在も多くの人々に愛されています。

関連情報として、この楽曲は1976年の音楽シーンを代表する作品の一つであり、同年の音楽動向を語る上で欠かせない楽曲です。

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