「ありがとう」は、日本のロックバンド、
レミオロメンが
2010年2月から
3月にかけてNHKの歌番組『
みんなのうた』で発表した楽曲です。作詞・作曲は、
レミオロメンのメンバーである
藤巻亮太が手掛けました。
楽曲の特徴
この楽曲の魅力の一つは、アウトロに子供たちのコーラスが使用されている点です。透き通るような歌声が、楽曲の温かさをより一層引き立てています。ただし、『
みんなのうた』で放送された際には、尺の都合上、2番と間奏が省略されたバージョンでした。
また、
アニメーションは、可愛らしいキャラクターが特徴的な『PoPo Loouise』などを手掛けた坂井治が担当。カラフルな配色で描かれた様々な表情の顔が次々と現れ、楽曲をさらに印象的なものにしています。
リリースと反響
「ありがとう」は、
2010年3月3日にリリースされた
レミオロメンのアルバム『花鳥風月』に収録されました。同年
5月から開催された全国ツアー『10th Anniversary TOUR 2010“花鳥風月”』では、この曲がライブの最後に演奏され、観客を感動の渦に巻き込みました。
レミオロメンにとって、『
みんなのうた』への参加は初めてでしたが、残念ながら初回放送から2年後の
2012年にバンドは活動を休止しました。
しかし、「ありがとう」は放送後も大きな反響を呼び、2~3年おきに再放送されています。『
みんなのうた』が放送55周年を迎えた
2016年には、記念
コンピレーション・アルバムの収録楽曲リクエストで上位にランクイン。同年
4月27日に発売された『
NHKみんなのうた 55 アニバーサリー・ベスト 〜ともだちみつけた〜』に収録され、ジャケット写真には、番組で使用された
アニメーションが使用されました。
楽曲タイトルについて
『
みんなのうた』では、「ありがとう」というタイトルの楽曲が過去にも2曲存在します。
1995年には
宇都美慶子が、
2006年には
マイク眞木が「ありがとう~こころのバラ~」という曲を発表しており、
レミオロメンの「ありがとう」は3曲目となります。
関連情報
外部リンク
「ありがとう」は、
レミオロメンの音楽性と『
みんなのうた』の温かさが融合した、世代を超えて愛される名曲です。感謝の気持ちを伝える歌として、これからも長く歌い継がれていくことでしょう。